マック新型店「マックカフェ」各所でオープン-恵比寿店にも行列

「マックカフェ」恵比寿ガーデンプレイス店(写真=オープン直後でにぎわう店内の様子)

「マックカフェ」恵比寿ガーデンプレイス店(写真=オープン直後でにぎわう店内の様子)

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 日本マクドナルドは8月29日、コーヒーメニューやパンなどのデリを中心とした新型店「マックカフェ」を恵比寿ガーデンプレイスなど15カ所にオープンした。

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 既存のマクドナルド業態に併設するかたちでオープンした「恵比寿ガーデンプレイス店」(渋谷区恵比寿4)にはオープン前から長蛇の列ができたほか、開店後も混雑が続き、好調な出だしとなった。日本マクドナルドはこの日午前から恵比寿ガーデンプレイス内のホールでプレス向けの試食会と会見を開き、同社・原田泳幸社長があいさつ。カフェの概要や今後の戦略などについて説明した。

 マックカフェは米国やオーストラリアなど世界33カ国で展開する業態。日本では1998年にマックカフェの展開を始めた経緯があるが、2004年に同社入りした原田社長は「戦略、位置付けともに別のもの」と違いを強調した。「新生マックカフェ」は、小型店のリニューアルや既存店への併設で「既存事業の成長につなげる」(同社長)ことが主な目的。客数や来店頻度、FC店舗の拡大などで売り上げ増加を目指す。

 カフェのウリは、「スピード」「おいしさ」「値頃感のある価格帯」。ナチュラルスープやデリ、ベーカリーなどのフードメニューには「厳選野菜」を使用。独自のコーヒーを提供し、デザートも充実させるなど客層、時間帯を問わないメニューを取りそろえた。同社によると、メニューはドリンクを含め「日本オリジナル」。価格帯は地域・立地によって3段階に分ける。

 フードメニューは、かぼちゃのスープ、いろどり野菜と豆のスープなどの「ナチュラルスープ」(390円)をはじめ、卵・えび・ブロッコリーのクロワッサンなどの「マックデリ」(290円~330円)、あんぱん、バゲッドなど15種類のパンをミニサイズで展開する「ベーカリー」(各100円)、イヌ、ブタなどの動物をかたどった「どうぶつパン」(260円)など。デザートは、特殊な削り方で食べても頭が痛くならない「シャキ氷」(240円)、「南国マンゴーのジェラート」(280円)など。

 主力のコーヒー類はすべて、マックカフェオリジナル。豆の質やバランスにこだわり、「ホットコーヒー」(Sサイズ=170円~180円)、「エスプレッソ」(S=230円~250円)、「ブラウンカプチーノ」(S=260円~280円)などアイスを含む9種類を提供する。

 同29日にオープンしたのは、関東圏14店舗と、関西唯一の神戸・三宮店。当初はこの15店舗を実験店とし、今後の出店戦略を決めていくという。ターゲットは既存店と同じ「キッズ、ファミリー、若い世代」(同社長)。ターゲットのすみ分けは行わず、既存店とのシナジー効果を上げたい考え。

 原田社長や1番乗りの客らによるオープニング・セレモニーが行われた恵比寿ガーデンプレイス店では、先着800人に記念オリジナルタンブラーを進呈。専用のレジカウンターにはデリやパンが並び、ブラウンを基調にした新ユニフォームに衣替えしたスタッフが出迎えた。店内でくつろぐ客に加え、袋いっぱいにデリやコーヒーを持ち帰るビジネスマンやOLの姿も多く見られた。

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