渋谷駅東口地下広場の公衆トイレ・パウダールーム入り口付近に3月31日、無料の「給水スポット」が設置された。
渋谷駅東口地下広場は、一般社団法人渋谷駅前エリアマネジメントが渋谷区と連携して整備・運営する公共空間で、広告収益などを活用しながら維持管理やにぎわい創出を行っている。今回の給水スポット設置も、こうした官民連携による持続可能な都市運営の取り組みの一環となる。
給水スポットでは、持参したマイボトルに給水できる。ペットボトルごみの削減を目的とした環境対策として導入され、同法人にとっては初の試みとなる。
渋谷区は4月からポイ捨てに関する改正条例が施行され、ごみ問題への対策を強化。海外でも、駅や公園で無料の給水スポットが普及し、マイボトルの利用が広がっている。訪日外国人の多い渋谷から給水の文化を発信し、誰もが気軽に取り組める環境行動として定着させたいという。
給水できる水は、3重ろ過フィルターを通した浄水で、不純物や臭いを除去し、安全で衛生的な水質を確保。日々の巡回清掃に加え、年1回のカートリッジ交換など定期的にメンテナンスし、安定した運用体制を整える。
日本語のほか、英語、中国語、韓国語の4言語で案内表示。通勤・通学客や買い物客、外国人観光客など幅広い利用を想定する。「給水は日常の中でできる小さな一歩。マイボトルを使う習慣が広がれば、使い捨てペットボトルの削減につながる。気軽に利用し、環境について考えるきっかけにしてほしい」(同法人)と呼びかける。
今後は、利用状況や反響を踏まえ設置箇所の拡大も検討していくという。