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表参道でザドック・ベン=デイヴィッドさん個展 2面性ある彫刻など

鏡を使い異なる印象を持つ表裏を見せる作品

鏡を使い異なる印象を持つ表裏を見せる作品

 アーティストのザドック・ベン=デイヴィッドさんの個展「セカンド・ネイチャー - Second Nature -」が現在、表参道の商業施設「GYRE(ジャイル)」(渋谷区神宮前5)3階のギャラリー「GYRE GALLERY」(TEL 0570-05-6990)で開催されている。

ザドック・ベン=デイヴィッドさん

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 ベン=デイヴィッドさんは、1949年にイエメンで生まれ、同年イスラエルに移住。現在はイギリスとポルトガルを拠点に活動している。世界各地での個展・グループ展を開くほか、ヴェネツィア・ビエンナーレなど国際芸術祭にも参加。2008年の北京オリンピック時にはインスタレーション作品も手がけた。

 約40年、自然をモチーフにした作品を手がけ、作品の中に人間も登場させることで「人間も自然の一部である」ということを表現している。同展では過去10年で制作した作品を中心に、30点近くの作品を展示。これらの作品を一堂に展示するのは初めてだという。

 多くが2つの側面を持ち、見る角度によって異なる印象を受ける作品になっている。暗い部屋に展示する「The Other Side of Midnight」は、正面は鮮やかなチョウチョウの群れ、裏面はゴキブリと甲虫の群れの彫刻で構成。同じ虫で同じように羽があるが、受ける印象が異なる昆虫で表裏を表現することで「人は見た目で判断しがち」というメッセージを込めている。

 床面に展示する「Blackfield」は、円形に広がる砂の中に約5000本の植物をかたどったステンレススチールの彫刻を並べている。一見黒い花々の彫刻に見えるが、歩き進めると裏側が見え始めカラフルな花々が現れる作品になっている。

 「Evolution and Theory」「Natural Reserve」は、19世紀の図鑑に登場する図像のステンレススチール彫刻。「At The End Of The Field」は人間のシルエットでかたどる木の秋~冬への移り変わりを表現。「People I Saw」は、ベン=デイヴィッドさんが街なかで見た人々をステンレススチールで彫刻化した。アルミニウム彫刻の新作も展示している。

 映像作品は、ループ映像になっている。「Conversation Peace」は、人間のシルエットの中に平和な光景から災害や争いなどで虫になり燃えていく映像を流す。

 開催時間は11時~20時。入場無料。4月19日まで。

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