「死」をテーマに、納棺体験やトーク企画などを展開するイベント「Deathフェス2026」が4月12日から、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階で開催される。主催は一般社団法人デスフェス。
語呂合わせで「よい死の日」とする4月14日を中心に、「死」というテーマをタブー視せず、多角的な視点から捉える場を作ろうと、2024年に初開催。第2回となった昨年は、初回の約倍となる約4200人が来場し、イベント期間中以外にもプレ企画を展開するなど、活動の幅を広げてきた。
今年は、「死」を五感で感じられるような体験型企画にさらに力を入れ、若者の死生観やAI、食などのテーマも新たに加えた。共同代表の市川望美さんは「体験して身近な人に話したくなるような企画を増やした。死を考えるきっかけとして、まずはピンと来る『入り口』から入ってもらえれば」と話す。
体験企画は、ホラー漫画家・伊藤潤二さんの作品とコラボレーションした棺おけを使った入棺体験ワークショップ(同11日・12日)や、香りで死生観に触れる体験「SOU FRAGRANCE」(15日)をはじめ、生と死の「間」を表現したウェルネスボックス「AWAI」などを展開。入棺体験ではパートナー同士でひつぎに入る「夫婦棺」も体験できるという。
新企画「Death-1グランプリ」(14日)は、死と生の表現や死装束の形などについて、各参加者が4分間プレゼンテーションして競うコンテスト。今年に入りオンラインで3回のプレイベントを開き、今回が初のリアルイベント。コミュニケーションディレクター佐藤尚之さんらを迎えたプログラムでは、AI時代の葬送ビジネスなどについてトーク。AIを使った遺影撮影会も行う(11日)。「仏教デー」(15日)では、5宗派の僧侶による「僧侶ファッションショー」などを展開する。
「ひとくち死生観クッキーDeath!」は、「次に生まれ変わるなら?」「えんま大王に言い訳をしました。どんな言い訳?」など、死に関する問いかけが書かれた紙(おみくじ)が中から出てくるオリジナル商品。学者や研究者らがトークセッションする「アカデミックディ」の内容などをまとめた初のジャーナル「414!(ヨイシ)」(限定500部)も販売する。
8階で営業する店では、関連企画を展開。「渋谷◯◯書店」では死生観をテーマにした選書や展示、「d47食堂」では食べる時間に集中する習慣「食べる禅」をテーマにした限定メニュー、「Bunkamura Gallery 8/」ではアート展示などをそれぞれ予定する。
開催時間は11時~20時(日程により終了時間が異なる、最終日は17時まで)。4月16日まで。