米シリコンバレー発のリモートワーカー向け滞在サービス「Anyplace」が日本に初進出し、3月から順次、恵比寿ガーデンプレイス内の賃貸レジデンス「恵比寿ガーデンテラス弐番館」(渋谷区恵比寿4)でサービスを開始している。
Anyplaceは2015(平成27)年、シリコンバレー在住の起業家・内藤聡さんが現地で創業。海外テック人材やソフトウエアエンジニアなど、外国籍のリモートワーカーをメインターゲットに、家具やワーク設備をそろえたマンスリー型サービスアパートメントを運営。現在、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスなどに拠点を持つ。昨年12月に日本法人Anyplace Japan(港区北青山1)を立ち上げた。
米国外では初の拠点となる今回、恵比寿ガーデンプレイスを運営・管理するサッポロ不動産開発と協働で、恵比寿ガーデンテラス弐番館の物件を賃借。試験的に11階の1室でスタートし、今後、段階的に物件数を増やしていきたい考え。滞在は1カ月以上で、月額60万円~80万円ほどで貸し出す。CEOの内藤さんによると、「既に海外から来日するスタートアップ関係者の予約などが入っている」という。
エンジニアやテック人材、デジタルノマドなど海外高度人材の中長期滞在ニーズがグローバルに拡大する中、特にアメリカを中心とする海外人材が日本に滞在する際、高速インターネットや昇降デスクなどのリモートワークに適した環境や、英語対応、柔軟な契約手続きなどが課題だった。部屋には、高速Wi-Fiをはじめ、ウルトラワイドモニターやエルゴノミック(人間工学)チェアなども装備。今後、東京でもこうした海外人材の受け入れ環境を広げていく狙い。
内藤さんは「日本初進出の拠点として恵比寿ガーデンプレイスという象徴的な場所でサービスを開始できることを大変うれしく思う。単なる住居の提供ではなく、世界中の人々が『働く場所を自由に選べる世界』を支える滞在インフラを構築することを目指す」と話す。