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サンロッカーズ渋谷、千葉Jに大敗 大庭選手「明日につながるプレーを」

第2クオーターで3ポイントシュートを決めた大庭圭太郎選手

第2クオーターで3ポイントシュートを決めた大庭圭太郎選手

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が12月13日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で千葉ジェッツ(以下、千葉)と対戦した61-93で大敗を喫した。

リバウンドで存在感を見せた狩野富成選手

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 序盤で2桁リードを奪われる「望んでいない展開」(カイル・ベイリーヘッドコーチ(HC))となった立ち上がり。ベンチから出場した山内盛久選手は、積極的なアタックでボールを動かし、アシストや得点を狙ったがベイリーHCは、「アタックは良かったが、シュートなのかパスなのか、意志決定をしなくてはいけない」と評価した。

 13-28で迎えた第2クオーター(Q)は、大庭圭太郎選手が最初の攻撃でミスをしたが、「やばいと思ったが、マイナスにならず『自分のミスは自分で取り戻そう』と強い気持ちを持って打ち切ることができた」と、3ポイント(P)シュートを決める。さらに、「一番インパクトを与えられる部分。試合に入る前からそこを絶対にやろうと決めていた」と守備でプレッシャーをかけてミスを誘った。

 前半は、アタックからのプレーで簡単なシュートを許す場面が多かった。ベイリーHCは、「まずボールに対してアタックすることが大事。抜かれてヘルプをしたら、そのヘルプもしなくてはいけない。ゴール下で高い確率で得点を許している問題が、シーズンを通してずっとのしかかっている」と認識する。攻撃ではアシストが5回にとどまったが、「ディフェンスと直結している。あれだけ簡単に得点に取られるとやりたいバスケットにつながらない」とも。

 28-58で前半を終えたSR渋谷。「できることは戦い続けること」(ベイリーHC)と臨んだ第3Qは、互角の戦いを見せる。ドンテ・グランタム選手がゴール下への飛び込みや、体格差を生かして得点を挙げたほか、田中大貴選手の3Pシュートをアシスト。山内選手はアタックからの得点や、ミスになりそうなボールをつなぎ得点をアシストするなどした。

 50-80で迎えた最終Q。ジョシュ・ホーキンソン選手がフロアに飛び込んでつないだボールをグランタム選手がプッシュし、トロイ・マーフィージュニア選手が3Pを沈める。マーフィージュニア選手はさらにリバウンドからの速攻に走りダンクを沈め、ホーキンソン選手は千葉の速攻を抑える好守を見せた。終盤には、狩野富成選手がオフェンスリバウンドを積極的に取りに行き、得たフリースローを6本中5本決め存在感を見せた。

 後半は攻撃のテンポが上がったSR渋谷。ベイリーHCは、「簡単にシュートを打たさず、リバウンドを取ることが重要だった。そうすることでやりたいオフェンスができるようになる」とその要因に触れた。

 後半は「特にベンチメンバーがよく戦ってくれた」と評価。点差が開いた展開が続いたなか大庭選手は、「明日につなげるプレーをしないといけないと心がけた」と言う。「ディフェンスへ技術より気持ち。1タイムでもいいディフェンスをできたのは良い印象につながったのでは」と手応えを伺わせつつ、「勝っているときはベンチワークも良かったが、負けが続いているとベンチが静かになる。ベンチワーク一つでチームがすごく変わるので、自分がもっとできれば」と話した。

 狩野選手は、「コーチからエナジーを持ってプレーしろと言われているのもありながら、自分の中でもアグレッシブにできることはしようと思った」と、後半だけでリバウンドを6本取った。今節は同じセンターのトーマス・ウェルシュ選手らが欠場していることもあり、前半から出場機会を得たが「シンプルなキャッチミス」もあった。出場時間を延ばすために、「ミスを減らして継続的にいいことをやり続ける。外国籍選手は体が強いのでもっと頑張らないと」と課題を挙げた。

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