ロリータファッション向けの新アイウエアブランド「Zolita TOKYO(ゾリータ トウキョウ)」の1号店が12月5日、原宿・竹下通りにオープンした。
アイウエアブランド「Zoff(ゾフ)」を展開するインターメスティック(港区北青山3)が新たに立ち上げた同ブランド。東京発のブランドであるゾフは、原宿をはじめとした日本独自の文化に興味関心を持っていたなか、今夏、アイドルグループFRUITS ZIPPERの衣装などを手がけているスタイリストの相澤樹さんとコラボレーションしたことがきっかけに企画。ヘッドドレスなどのアクセサリー、ファッション小物は存在しているが、アイウエアがあまり存在していなかったロリータ文化に着目し、相澤さんと共にコンセプトなどをつくった。
ロリータファッション層をコアターゲットに、原宿カルチャーやY2Kファションを好む人、インバウンド客を周辺ターゲットに据える。ブランド名は、「ゾフ」と「ロリータ」を組み合わせた造語。ロゴは、ゾフでも使うシベリアンハスキーにへッドドレスを付けるなど「おめかしした」デザインに仕上げた。
ブランドのお披露目と同時に、ロリータファッションの発信地としても知られる原宿に店舗を出店。店舗は白と黒を基調に、「ロリータの世界観」を表現する。
グルメや香水、化粧などでも流行するカスタマイズ消費に合わせ、同ブランドも自分仕様にカスタマイズできるのが特徴。SNSなどでの調査やロリータファッションの人たちに話を聞くなどして開発した商品は、フレーム、装飾品となるグラスコード、チャームを展開。商品は、ピンクや白の洋服に合わせるイメージの「Kawaii」、モノクロの洋服やゴシックロリータ向けの「Kakkoii」、原宿のポップカルチャーをイメージした「Yabai」の3カテゴリーで提案する。カテゴリーは、外国人の人にも「日本語のままでも伝わる」言葉を選んだ。
フレームは、チャームを付けられるようにハート型の装飾をあしらう。だてメガネ=フルリム、ハーフリム(上半分または下半分)3型6色と、サングラス=リムレス1型3色(各9,900円)を用意。レンズは、市場調査や当事者の声などから真円にし、直径48ミリ・52ミリ・56ミリの3サイズを用意。全て度なしの100%UVカット仕様となる。レンズの度入れは、原宿駅前にも出店するゾフの店舗で対応する(有料、サングラスを除く)。
チャーム(550円~1,760円)は400種類以上を用意。Kawaii=ハートや、ロリータファッションの柄にもよく見られるというフルーツ、リボンなど、Kakkoii=シルバーやモノトーンを中心とした色でスタッズや星など、Yabai=動物をモチーフとした立体的などの形をラインアップ。おすすめの3点セット(2,420円)も用意する。フレームなどに取り付けるためにカニカンとシリコンゴムが付いている。グラスコード(3,300円~7,700円)は約40種類。ハート型やビーズ、パール、レースなどの素材・形、異なる素材を組み合わせたデザインなどを用意する。いずれも売り切りを予定し、季節などに合わせて新しいデザインを投入しリピーターの獲得を目指す。
実際に足を運んで、見て選んでほしいという思いや体験価値の提供を図るとともに、同ブランドの「聖地」として、現状はECでの展開はせずに、同ブランドの商品は同店のみで販売する。
営業時間は11時~19時。