「障がい者週間」に合わせたイベント「SHIBUYAFACTORY 428/294(シブヤファクトリー シブヤ/フクシ)」が12月2日、渋谷区役所1階・2階と東急プラザ原宿「ハラカド」(渋谷区神宮前6)7階「シブヤフォントラボ」で始まる。主催は渋谷区、企画運営は一般社団法人シブヤフォント。
今年で6回目を迎えた同イベントは、今月3日~9日の、障害者福祉についての関心を高めることや障害者の社会・経済・文化などの活動への参加促進を目的としている「障害者週間」に合わせて開催。「ちがいを ちからに 変える街。」を基本構想に掲げる渋谷区は、区内の就労支援事業所で働く障害者が描いた文字や模様を、桑沢デザイン研究所の学生がフォント素材としてデザインしパブリックデータ化した「シブヤフォント」事業を2016(平成28)年度から展開。これまでに670種類以上のデザインが誕生。個人でも使えるほか、渋谷の土産品などさまざまな商品にも採用されている。
区役所では「庁舎まるごと美術館2025」と題し、渋谷フォントの原画を展示。床面にはシブヤフォントで渋谷の風景を表現したアートも展開する。広尾小学校の6年生が探究学習「シブヤ未来科」で、「福祉」をテーマに活動してきた成果も展示。就労支援事業所の焼き菓子や雑貨類など自主商品も販売する。
シブヤフォントラボは、昨年4月に「実験的出会いの場」オープンした、渋谷フォントの拠点。会期中には、渋谷フォントのスタンプを使ったオリジナルのグリーティングカード、コーヒーの袋をアップサイクルするクリスマスオーナメント作りを展開(参加無料)。今月6日にはオリジナルデザインのギフトバッグ作り(材料費1,200円)、同7日にはウサギのぬいぐるみ「らぶらび」作り(同1,500円)などのワークショップなども予定する。
開催時間は、渋谷区役所(開庁時間)=8時30分~17時(土曜・日曜は休み)、シブヤフォントラボ=11時~18時。今月11日まで。