 
 
ハロウィーン当日を迎えた10月31日、渋谷駅周辺では忠犬ハチ公像が囲いで覆われ、店舗も営業終了時間を早めるなど、夜の混雑に向けた対策が取られている。
昼過ぎの時点では、駅前や渋谷センター街の人出は多くなく、店舗や施設も通常通り営業。「バーガーキング 渋谷センター街店」は終日営業を休止するほか、「桂花ラーメン 渋谷センター街店」は1時間早い22時に営業を終了。同じくセンター街にある「ファミリーマート」では17時過ぎに酒のコーナーに幕をかけ、酒類の販売を自粛する。
通常は23時まで開園している宮下公園は、15時で閉園。公園の下の商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」も、18時に閉店する。「SHIBUYA TSUTAYA(渋谷ツタヤ)」「渋谷ロフト」「西武渋谷店」も、通常より早い19時に閉店する。
今年のハロウィーンは金曜に当たることから、来街者の集中も予想されていたが、気象庁によると18時~24時の東京地方の降水確率は90%。最高気温も19度と肌寒く、夜はさらに気温が下がるとみられ、「雨のハロウィーン」でどこまで人が集まるのかは定かではないものの、区職員や警察、民間の警備員らが夜間から明け方にかけて対応。雑踏事故防止のための滞留抑制や、迷惑行為への警備に当たる。
渋谷区は、条例で渋谷駅周辺での路上飲酒を通年で禁止しているほか、長谷部健渋谷区長も「『迷惑なハロウィーン』が何かを、来街者の皆さんにも考えてほしい」と訴え、街なかのフラッグなどでも「禁止だよ!迷惑ハロウィーン」のメッセージを掲出。予算6,800万円を計上し、ハロウィーン対策を講じる。
 宮益坂下~スクランブル交差点の道路は車両通行止め。JR渋谷駅ハチ公改札から、ハチ公広場やスクランブル交差点方面には出場できなくなる。シェアリングサービス「LUUP」ポートも、渋谷駅周辺15カ所の貸し出し・返却が翌11月1日5時までできなくなる。渋谷駅前・宮益坂下・渋谷駅旧モヤイ像の喫煙所も翌朝まで閉鎖する。