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南青山の「フランフラン」旗艦店が改装 ライフスタイルシーン提案

テープカットを行ったFrancfranc井上耕平社長(左から2番目)ら

テープカットを行ったFrancfranc井上耕平社長(左から2番目)ら

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 インテリアブランド「Francfranc(フランフラン)」の旗艦店「Francfranc 青山店」(港区南青山3、TEL 03-4216-4021)が10月17日、リニューアルオープンする。経営はFrancfranc(北青山3)。

リビングとダイニングのシーンを中心に提案する1階

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 同ブランドは1992(平成4)年1号店を天王洲アイルに出店して以降、業績の浮き沈みや上場、MBOなどの資本変動もありながら事業を継続してきた。ここ数年は企画・製造・物流・販売といったバリューチェーンの連携を強化し事業基盤の強化に取り組み、8月末ベースで売上高は過去最高を記録。昨年8月には、ドラッグストア「アインズ&トルペ」などを展開するアインズグループに参画している。

  今回リニューアルした「青山店」は、さまざまなインテリアブランドが店舗を構えるエリアの中で南青山3丁目交差点に位置。2012(平成24)年にオープンしたコンセプトストア「LOUNGE by Francfranc」を改装した。ブランドの世界観を最大限表現する「ブランド旗艦店」として、「コーディネートを通じたライフスタイル」の提案を図る。

 店舗面積は、1階=431.38平方メートル、2階=716.19平方メートル。ガラス張りのファサードはシンプルに仕上げ、柱には照明を当てる。普段は昼白色系だが、ハロウィーンは紫、クリスマスは緑など季節やイベントに合わせて色を変える。

 コーディネートを通じたライフスタイルの提案と「雑貨店のイメージからの脱却」を図り、生活シーンを家具と雑貨のコーディネートで提案する売り場づくりを目指す。「脱・単品売り」による買い上げ点数の向上も見込む。「多様なスタイルを提案できる」ことを強みとし、ルームセットは旧店の14から18に増やした。コーディネート提案を重視するため、商品数は旧店の約3800種類から約2700種類に絞り、うちセレクト商品として扱うナショナルブランドのアイテムは約80種類。

 1階は、ダイニングとリビングのシーンを、「エレガント」「ラグジュアリー」「フェミニン」の3スタイルで提案。造花やフレグランスのコーナーも設ける。2階は、「アーバンモダン」「ナチュラル」「モノトーン」などをテーマにコーディネートするリビングのシーンを中心に、「フェミニン」「ナチュラル」など4スタイルのベッドルームも提案。ポーチや鏡などを扱うメークシーン、バスタブも置くバス関連アイテムのエリアも展開する。エントランス近くには、プレゼントを開封する際のような「ワクワクした気持ちで新たなFrancfrancに巡り合ってほしい」という思いを込め、プレゼントボックスを模したモニュメントを設置する(12月25日まで)。

 店内には同店限定でタブレットを8カ所に用意。「インテリアスタイル診断」で6つの質問に答えると好みに合ったテイストのコーディネートが提案される。「FIS」と呼ぶインテリアコーディネーターの資格を持つスタッフも3人在籍する。2階にはインテリア相談に加え、強化を図るBtoBの相談を受け付ける個室を設ける。

 オープン記念の限定商品として、店舗外観のイラストをあしらうマグカップ(500円)や、リニューアルへのメッセージを書いたトートバッグをラインアップ。3月に発売し8月末までに7万点販売しているリボンシリーズのマグカップ(以上1,500円)は限定カラーのグレーを販売。店舗外観のイラストと港区の花「バラ」をデザインしたショッパー(紙袋、20円)もオープン記念として用意した。

 フランフラン井上耕平社長は、「導入しやすい・購入しやすい価格帯」「20~30代の女性のニーズを捉えた商品に特化している」点をブランドの特徴として挙げ、「今回はシーンを捉えていくことで、もともと持っている力をさらに強くする」と話す。「旗艦店をリニューアルするということは、単なる改装ではなく、新しいスタート。さらに進化していく」と意気込む。

 営業時間は11時~19時。同日、大都市圏中心部の店舗と位置付ける「地域旗艦店」の一つ「新宿サザンテラス店」(代々木2)もリニューアルオープンする。

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