
渋谷に関わる企業・行政・NPO・市民による官民共創の30人が参加するプラットフォーム「渋谷をつなげる30人」の第10期が10月に始まる。
2016(平成28)年に始まった「渋谷をつなげる30人」は、渋谷区民、渋谷を拠点に活動する企業・行政・NPOの30人が半年間の共創プロセスを通じて、まちの課題解決に向けたアクションを立案・実行する取り組み。「信頼のつながりをつくれる最大数」であり「多様性を確保できる最小数」として30人に定めている。
10期という節目を迎える今期。次の10年に向けて「世界に先駆けた共創型未来都市」として、新しい社会のあり方の提示・実践を目指す「渋谷を2050年の共創未来都市モデル」を掲げる。その中で今年は、「サーキュラーシティの実現」「共創ウェルビーイングの創造」「多様性ドリブンのイノベーション」という3つのテーマに挑戦する。
参加者は4~6人のチームに分かれて取り組む。10月8日のファシリーション研修を皮切りに、チームビルディング、チームごとのオープンセッション、渋谷区長や副区長らへの「アクション宣言」など、来年7月までに7回を予定している。現在、参加者(企業枠)を一般社団法人つなげる30人の「note」で募集している。
事務局長の酒井翼さん(SHIBUYA CITY FC)は「次の10年のテーマは、渋谷を2050年の共創未来都市モデルしていくこと。インパクトを起こす10年の始まりとなる1年間にしたい」と意気込む。
参加者については、「自社のリソースを活用して、より地域社会のために貢献したい企業。その過程でさまざま知識や技術を前向きに学び、仲間を増やしながら社会にインパクトを与えたいと考えている方」を挙げ、参加を呼びかける。