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アルバルク東京のテーブス海選手、渋谷区長を表敬訪問 9季の支援に感謝

(左から)ルーク、林邦彦社長、長谷部健渋谷区長、テーブス海選手、伊藤大司ゼネラルマネジャー

(左から)ルーク、林邦彦社長、長谷部健渋谷区長、テーブス海選手、伊藤大司ゼネラルマネジャー

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 アルバルク東京(以下、A東京)のテーブス海選手らが5月29日、長谷部健渋谷区長らを表敬訪問し、Bリーグ2024-25シーズン終了を報告した。

渋谷に「すごい思い入れがある」と話したテーブス海選手

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 昨年10月に開幕し、今月でチャンピオンシップ(CS)を含む全試合が終了したBリーグ。A東京は44勝16敗中地区2位でレギュラーシーズンを終えたが、CSは昨季と同じベスト8(準々決勝敗退)で終えた。今季の勝率は、過去に2度優勝したシーズンと同じ勝率でもあったことからクラブを運営するトヨタアルバルク東京の林邦彦社長は「ゲンの良い数字かと思っていた」と冗談めかしつつ、「非常に激戦な中地区で2位というのは、レギュラーシーズンには悪くなかった」と言い、CSもホームアリーナである国立代々木競技場第一体育館(渋谷区神南1)で戦えたことから「一定の目標にしていたところは達成できたのかな」と振り返った。ホームアリーナの最多入場者数は1万871人と昨季を上回り、総入場者数も目標を2万人以上上回る22万2886人だったことから「いろいろな方に応援してもらった」と感謝の言葉を口にした。

  テーブス海選手は、渋谷には学生時代から足を運び代々木公園の屋外コートでバスケをするなど「思い入れがある」と言い、「青春の思い出がたくさんある場所で戦えたのは非常に感慨深い」と、今季はサンロッカーズ渋谷と4試合戦ったことに触れ「渋谷区をバスケットで盛り上げることができてうれしかった」と話した。

 Bリーグ初年度は国立代々木競技場第二体育館を、同体育館の改修を経て直近3シーズンは国立代々木競技場第一体育館をホームアリーナに活用。計約55万人を動員した。来季からは、2026‐27シーズンに開幕する新トップリーグ「B.プレミア」に向けて、ホームタウン・アリーナを江東区に今秋開業を控えるA東京のアリーナ「TOKYOTA AREANA TOKYO」に移転する。テーブス選手は「(ホームが変わるのは)寂しいが、アルバルクとしての新しい挑戦。完成してからの中を見ていないのでシンプルに楽しみ」と期待を寄せる。

 林社長は渋谷を「東京イコール(渋谷)となるくらい素晴らしい街」と位置づけたほか、渋谷でも「また試合をしてほしい」という声があることから「渋谷の地でも試合をやらせていただきたい」と言及。長谷部区長は「お疲れさまです」とねぎらいつつ、「寂しいがこればっかりは仕方がない。ぜひ(また試合を)やってほしい。東京の名の下、よろしくお願いします」と伝えた。

 テーブス選手は今季を「天皇杯の決勝まで行った楽しい思い出もあれば、CSを0勝2敗で終わってしまった悔しい思いもあり、ジェットコースターのようなシーズンだった」と表現。「個人的には、どのシーズンよりも今までなかったような経験ばかりで間違いなく充実していた。代表では今までと違う役割を果たす必要もあったし、アルバルクでは、今まではチームが悪い方向に進んでいても、静かにコートに立って引っ張ればいいくらいのスタンスだったが、今季はしゃべりたくない時もなるべく、チームに方向性を与えられるように声を発することが少し多くなった。ポイントガードがコート上でいろいろな決断をするからこそリーダーシップを取らないといけないと思った」と振り返った。

 A東京はレオナルド・メインデル選手、スティーブ・ザック選手、岡本飛竜選手の退団が発表されている。テーブス選手は「今シーズンは特にプライベートでの交流が増えて、チームとして仲が良くなったと感じた。2年間、ほぼ同じメンバーでやっていたからこそ家族みたいになるのは普通で、退団するのは寂しいが、残っているメンバーの経験や思いは間違いなく次につなげたい。選手やコーチの入れ替わりがあってもチームの文化は変わらない」と話した。

 シーズン中の休日は「外に出るのは好きだが、あまり動かないようにしている」テーブス選手だが、「今はアクティブにチャリに乗るなど外に出ることが多くなった」と言う。オフ中には日本代表の合宿に参加する予定。CSでは若手のガードが注目を集めたが「元から皆すごいと分かっていたので時間の問題だと思っていた(笑)。良いガードが多すぎるが、候補が何人いようとポジション争いは変わらない。自分の持ち味は把握しているし、(メンバーに)残ってプレータイムを獲得したい」と意気込む。

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