複合施設「本町CC 本町コミュニティーセンター」（渋谷区本町）が6月1日に全館オープンする。指定管理者は渋谷サービス公社と渋谷区スポーツ協会で構成する渋谷ウェルネスコンソーシア。

　施設は、渋谷本町学園第二グラウンドと防災備蓄倉庫などとして利用してきた同敷地内の体育館を再整備。行政サービスの効率化と迅速化、防災機能の強化、地域コミュニティーの利便性向上、多世代交流などを図る。敷地面積は8510.96平方メートル、地上3階建ての施設の延べ面積は4590.4平方メートル。

　旧本町区民会館や本町出張所の機能を引き継ぐ同施設の1階には、会議室3室と和室1室の区民施設などを展開。2階にはバスケットボール（1面）、バレーボール（同）、バドミントン（3面）、卓球（最大10面）などに対応するアリーナ（約659.57平方メートル、高さ約7.15メートル）やシャワーを備える更衣室、3階にはダンスやヨガ、フィットネス、ボッチャなどに対応する壁面ミラーやボッチャラインも備えるスタジオ（103.43平方メートル）、交流スペースでもある校歴展示スペースを用意。庭球場（3面）、少年や球場、サッカーなどに利用できる複合グラウンドも備える。

　3x3「TOKYO DIME」のバスケットボールクリニック（毎週水曜）、SVリーグ・東京グレートベアーズによるバレーボールスクール（毎週木曜）、Bリーグ・サンロッカーズ渋谷によるダンススクール（同）などのスクールも展開する。

　初日にはオープニング企画を予定。東京グレートベアーズによるバレーボール体験、サンロッカーズ渋谷によるダンス体験・フリースロー体験、お茶の入れ方セミナー、ペーパークラフトワークショップ、中国語講座体験など。TOKYO DIMEは当日の地域交流イベント「渋谷おとなりサンデー」の一環として、エキシビションマッチや選手によるバスケットボールクリニック、親子向けボール遊び教室などを行う。

　開館時間は9時～21時（複合グラウンドは9時～17時＝庭球場利用9時～15時、グラウンド利用15時～17時（土曜・日曜・祝日は終日グラウンド利用））。利用料は、会議室＝2時間1,000円～、和室＝同600円～、グラウンド全面＝同6,000円、庭球場（1面）＝同2,000円、アリーナ＝同9,900円～、スタジオ＝同2,000～。毎月第1・第3火曜は定休。1・2階には4月に渋谷本町こども園が開園している。