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福岡発「因幡うどん」、原宿・ハラカドに関東1号店 県外初進出

定番メニューの「肉ごぼう天うどん(モダン)」(1,250円)

定番メニューの「肉ごぼう天うどん(モダン)」(1,250円)

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 博多うどん店「因幡うどん」の福岡県外初となる関東1号店が4月21日、原宿・神宮前交差点の商業施設「東急プラザ原宿『ハラカド』」(渋谷区神宮前6)にオープンする。経営は、ラーメン店「一風堂」などを展開する「力の源ホールディングス」(福岡市中央区)。

食券機やカウンター席も並ぶ店内の様子

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 因幡うどんは、戦後すぐの1951年(昭和26)年に福岡・因幡町(現・福岡市中央区天神1丁目付近)の商店街で創業。「資さんうどん」などと並び、麺がふっくらと柔らかい福岡発祥の「やわうどん」系の老舗店として知られ、後継者不在を受け2016(平成28)年に同社が事業を継承した。現在、博多駅や福岡空港、天神エリア、北九州市内など、県内に8店舗を出店している。

 県外初となる「ハラカド店」は、5階のフードコード内にオープン。同フロア内には、昨年4月の同施設開業時から営業している「一風堂」も、店を構える。占有面積は約22平方メートル。木目を基調にした和風の店内には、紺色の看板やうどんの写真などが並び、同店専用席として、カウンターを含む20席を設けるほか、フードコード共通の席も使える。食券制を初導入し、入り口に多言語対応の券売機を置く。

 スープは、北海道産の羅臼昆布と数種類の煮干しを使い、うまみと甘みの利いただしが特徴。うどんにのせる「ごぼう天」も定番の一つで、事業継承前から提供されてきた円形の天ぷら「クラシック」をはじめ、サクサクとした食感の「モダン」を、昨年新たに開発。同店では、クラシック・モダン共に提供する。

 メニューは、2種類のごぼう天と甘辛く煮た薄切り牛肉、ネギをのせる「肉ごぼう天うどん(モダン)」(1,250円)や、和風だしと鶏だしを合わせたスープにごぼう天などをのせた「博多鶏だしうどん」(970円)、「えび天うどん」(800円)などのうどんをはじめ、「海老とじ天丼」(1,400円)、かしわ飯(200円)、かしわいなりずし(240円)などのご飯物も用意する。ドリンクは、コーラ(300円)やハイボール(550円)など。

 関東進出のタイミングについて、同社は「コロナ明け以降、オンラインストアで県外のお客さまにも因幡うどんを買い求めいただいている」と、県外からの需要にも手応えを感じ、出店を決めたという。同フロアに一風堂が出店していることも出店につながった。原宿や同施設を訪れる若年層や訪日外国人客など、「幅広い」客層をターゲットに据え、県外での認知拡大を目指す。

 今後県外への出店については、「まずは関東1号店となる当店をしっかりと成功させ、ファンをつくっていきたい」(同社広報担当者)と言う。

 営業時間は11時~23時。

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