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サンロッカーズ渋谷、2022-23シーズンの体制整う ヘッドコーチ、11選手ら継続

サンロッカーズ渋谷(写真は2021-22シーズンのもの)

サンロッカーズ渋谷(写真は2021-22シーズンのもの)

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 サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)のBリーグ22-23シーズンを戦う新体制が整った。

移籍した(左から)高橋耕陽選手とジョシュ・ハレルソン選手

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 6季目のBリーグとなった昨シーズンのSR渋谷は、開幕早々に中心メンバーのライアン・ケリー選手がけがで離脱する苦しい状況となるが、新たな選手を迎えるなどしながら、レギュラーシーズン最後の試合までチャンピオンシップ出場をかけた順位争いを繰り広げた。コロナ禍で中止となる試合もあったなか、60試合中59試合を戦い、33勝26敗・東地区6位で終えた。

 今季のヘッドコーチ(HC)は2018-19シーズンの途中からSR渋谷を指揮している伊佐勉さんが継続する予定で、「日本中の皆さんの心に響くバスケットボールを展開していきたい」とコメントしている。かねて広島ドラゴンフライズでHCを務めていたこともあるアメリカのジェームズ・アンドリセヴィッチさんがアシスタントコーチとして加入するなど、スタッフ陣も一部入れ替わった。

 登録選手は13選手。SNSで練習している姿もアップしているケリー選手、Bリーグ2季目となった昨シーズン平均19.2得点を挙げるなど本領発揮のプレーを見せたジェームズ・マイケル・マカドゥ選手、ガードながらリバウンドで体を張るなど強みを発揮した渡辺竜之佑選手、日本代表で存在感を示している若手ビッグマン井上宗一郎選手など11選手が継続。

 昨季途中加入ながら平均15.2得点と高い得点能力などで貢献したケビン・ジョーンズ選手は「SR渋谷に戻ることができてうれしい」と再契約を喜び、石井講祐選手は「気づけば周りは歳下ばかりになったが、貪欲さとがむしゃらさは忘れずにいく」と同時に、淡々とプレーする印象があるなか「笑顔」もテーマに掲げると宣言している。エースのベンドラメ礼生選手は「一緒に最高の景色を見に行こう」、関野剛平選手は「みんなでてっぺん行きましょう!」とそれぞれコメントを寄せている。

 新たに、ベンドラメ選手の同級生でライバルでもあるポイントガードの小島元基選手がアルバルク東京から、3ポイントシュートなどを武器に「津屋ってる」のキャッチフレーズで知られる津屋一球(かずま)選手が三遠ネオフェニックスから、それぞれ加入した。

 チーム最長となる9季在籍した広瀬健太選手は昨シーズンで現役引退。昨シーズン4季ぶりにSR渋谷に復帰し得意の3ポイントシュートだけでなくシュートブロックがリーグで6位などディフェンス面でも貢献したジョシュ・ハレルソン選手はB2リーグの福島ファイヤーボンズに、昨季入団し強気な攻撃や体を張った守備を見せた高橋耕陽選手は地元のチームであるレバンガ北海道に、それぞれ移籍した。

 チアリーダー「サンロッカーガールズ」は、8シーズン在籍したNANAKOさんらが「卒業」し、ルーキー4人を加えた10人で活動する。

 今季は、運営体制を一新し迎えるシーズンの1年目となる。クラブは前身から87年にわたってクラブを運営してきた日立グループを離れ、セガサミーグループの一員となることが明らかになっており、2026年に立ち上げられる昇降格のない「新B1」への参入に向けてクラブ運営の強化を図る。

 SR渋谷の2022-23シーズン開幕戦は10月1日・2日、アウェーでの富山グラウジーズ戦。ホーム青山学院記念館(渋谷区渋谷4)の開幕戦は同8日・9日で秋田ノーザンハピネッツを迎える。

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