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井の頭通りに楽器店「ミュージックランドKEY」 渋谷エリア内で移転

ワンフロアで人目で全体が見渡せる店内

ワンフロアで人目で全体が見渡せる店内

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 楽器店「ミュージックランドKEY渋谷店」(渋谷区宇田川町、TEL 03-3463-060)が井の頭通りに移転して1カ月が過ぎた。経営はミュージックランド(新宿区)。

自社ブランド「Fullertone」のギターやベース

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 1976(昭和51)年に新宿に1号店を出店した同店。店名の「KEY」は立ち上げに携わった3人の頭文字から付けたという。渋谷店は1992(平成4)年に桜丘町に地下1階~地上6階建てビルでオープンしたが、再開発に伴い2018(平成30)年に神南エリアに移り、今回、渋谷エリア3カ所目となる。神南エリアはアパレルショップが多いエリアで、20~30代の往来が中心だったという。今回、より幅広い世代の通行量が多く、ライブハウスやレコードショップ、他社の楽器店など音楽関係の店舗なども点在するエリアに移転した。

 店舗面積は80坪弱。新型コロナウイルス感染症の流行に伴い通信販売の需要が拡大するなど「店のあり方、見せ方が変わった」なか、ショールームのような雰囲気も取り入れつつ、「(従来の)楽器店の雰囲気を変えたい」と店舗デザインも新たにした。地階に位置するため光量を「なるべく多く」し明るいイメージになるよう工夫。楽器店で多いウッド調ではなくモノトーンにし「シック」な雰囲気に仕上げた。店舗に入って「一目で」全体が見渡せるよう什器などの高さにもこだわったほか、網を使い物量を多く展示するスタイルも取っていない。

 商品購入者は男性が多いというが、カップルなどで来店する人も多く滞在時間も長くなることからソファを用意するなど「居心地の良い空間」を意識。「多分楽器店で一番きれい」とこだわったというのはトイレで、広さのある個室で清潔感も大事に「女性目線でストレスが無いように」したという。

 店舗デザインを含め「新しいもの・こと」を取り入れるスタイルや「オリジナリティー」、日本製を強みとする同ブランド。自社プロデュースの商品にも注力し、日本の職人が制作するプロミュージシャンも使っているギターとベースの「Fullertone(フラートーン)」(30万円~40万円)、キーボードやスピーカーなども置ける自宅で音楽制作する人向けのデスクを展開する「Pro Style」、ギターとベースのケース「iremono」を展開。 セレクトブランドでは、ギター・ベースを展開する「sugi」「dragonfly」などの国産ブランドのほか、ドラム「Sonar」などを扱っている。

 営業時間は11時~20時。

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