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表参道にIoTゴミ箱「スマゴ」国内初正式運用 ゴミ問題の一助に、自動圧縮機能も

表参道沿い13カ所に設置した「SmaGO」

表参道沿い13カ所に設置した「SmaGO」

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 表参道で10月8日、IoTを活用したゴミ箱「SmaGo(スマゴ)」の運用が始まった。

ペダルを踏むとふたが開く非接触型になっている

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 国内外から多くの来街者が訪れる街として知られる同エリアでは、25年ほど前から歩道にゴミ箱を設置している。5年ほど前からインバウンド客の増加と共にゴミの量も増えたほか、昨今はタピオカ入りドリンクのブームもありプラスチック容器のポイ捨てやゴミ箱に入りきらずあふれてしまうなどゴミ問題が深刻化。今回、街の景観への影響やゴミ回収費用の高まりといった課題解決を図るため、「スマゴ」の設置を決めた。8月中旬から設置・テスト稼働を進め、今回正式運用に至った。

 ゴミ箱は高さ約1.3メートル。一般可燃用の容量は150リットルで、80%ほどたまると内部のセンサーが反応し圧縮板で自動圧縮する(圧力は500キロ)。そうすることで最大6倍の容量をためることができるようになる。資源ゴミ用の収容量は220リットルで、キャップを外さずに捨てられたペットボトルの圧縮効率があまりよくないことから圧縮はしない。

 動力は天面のソーラーパネルで太陽光発電しまかなうため電気代は掛からない。発電できない日が続いても3週間は稼働できるよう蓄電される。ゴミ箱のふたはペダルを足で踏むと開く非接触型となっている。ゴミの蓄積状況は3G回線を通してクラウド上でリアルタイムに把握できるほか、ゴミが詰まるなどのトラブルがあった際も通知が届きくようになっている。

 設置台数は、表参道沿い(神宮橋交差点~表参道交差点)約1キロに13カ所34台(一般可燃用21台、資源ゴミ(ペットボトル・缶・瓶)13台)。人が集まりやすいなど場所に応じて一般可燃用と資源ゴミ用1台ずつまたは、一般可燃用2台と資源ゴミ用1台のセットで配置している。同エリアでは毎朝ゴミを回収しているが、今後状況を見て頻度などは検討していく。

 ゴミ箱は米BigBelly Solar社が開発したもので、日本システムウエア(渋谷区桜丘町)が2014(平成26)年から輸入、フォーステック(港区)が販売代理を手掛けている。表参道では2017(平成29)年に同ゴミ箱を2台設置し実証実験も行っていた。「スマゴ」は日本独自の呼び名で、「Smart action on the GO」「スマートゴミ箱」から命名した。日本での本格運用は今回が初めてという。

 ゴミ箱に広告を付けることで、自治体が必要とするコストを低減できるようにした。今回は、森永製菓(港区)がSDGsへの取り組みの一環として協賛。ゴミ箱には、同社の主力商品「チョコボール」のキャラクター「キョロちゃん」を活用したラッピングを施す。キョロちゃんのイラストなどと共に「足でも開けられる」「正しく分別して」等のメッセージを掲出する。

 商店街振興組合原宿表参道欅(けやき)会の松井誠一理事長は「スマゴ」の設置で一番期待するのは「ゴミ箱以外に捨てられるゴミが減り、街がきれいになること」とし、「街の中にゴミが落ちていると、特に海外から来た方が『ここにゴミを捨てていいんだ』と思われれてしまうのが困る。ルールが自然と分かるような街になれば」と話す。以前のゴミ箱は破損することもあったことから、「きれいに使ってほしい」とも。

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