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アルバルク東京、サンロッカーズ渋谷に先勝で首位キープ 今季初のダービー戦

インサイドで強さを見せたアルバルク東京のアレックス・カーク選手(右から2番目)

インサイドで強さを見せたアルバルク東京のアレックス・カーク選手(右から2番目)

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 Bリーグ・アルバルク東京(以下、A東京)とサンロッカーズ渋谷(同、SR渋谷)が11月24日、アリーナ立川立飛で対戦した。

ディフェンスでミスを誘発したSR渋谷・渡辺竜之佑選手

 共に渋谷をホームタウンとするチームの今季初ダービーとなった今節。当初10月に予定されていたカードだが台風19号で延期となった第2節の代替え日となったこの日。東地区の首位攻防戦となり注目度も高く、チケットは完売。両チームのファン3092人が応援に駆け付けた。A東京・田中大貴選手も「試合の前から気持ちが入っていたし、どんな試合になるか楽しみだった」と言う。

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 リーグ連覇を果たしているA東京に対し「チャレンジャー」として挑んだSR渋谷。「現在の力がどれだけ通用するかを正面からぶつかっていくよう話した」(伊佐勉ヘッドコーチ(HC))というよう、試合開始直後から気迫のこもったプレーを見せたのはSR渋谷だった。アグレッシブなディフェンス(DF)でパスミスを誘発し、ボールマンへのプレッシャーから連続でスチール(攻撃中の相手からボールを奪うプレー)を奪い得点を挙げ2-11とリード。A東京に開始3分強でタイムアウトを取らせることに成功した。

 「DFのチーム」を自負するA東京も24秒を守り抜いたり、リバウンドを取ったりしてDF力で対抗。第2クオーター(Q)にはアレックス・カーク選手やケビン・ジョーンズ選手がインサイドで強さを見せるとともに菊地祥平選手が連続でドライブ(ドリブルでリングに向かうプレー)からのレイアップを決めるなど6点差のリードを奪い返した。第3Qには「やるべきことをやれば結果は付いてくる」とSR渋谷・渡辺竜之佑選手がスチールを見せると、それに続くようにセバスチャン・サイズ選手や田渡修人選手もフルコートでプレッシャーを掛けボールを奪い2点差まで詰め寄った。

 それでも強さを見せたのはA東京。7点のリードで迎えた最終Q。リバウンドやスチールからの速攻で得点を挙げたほか、プレッシャーに対して「慣れもあり」(安藤選手)ボールが回って、この日高確率で決まっていたシュートの精度も落ちず一気に19点差を付け、最終的に85-67で勝利を収めた。一方のSR渋谷は「差がついても、40分通して誰も諦めずに戦い続けた」とサイズ選手が振り返ったよう、最後のポゼッションまでフルコートでDFを当たり続けた。そのスタイルにA東京・安藤選手は「40分間フルで当たり続けることは本当にない。ちょっとリスペクトが入る」とたたえた。

 A東京はリーグでもターンオーバーが少ないチームだが、この日は20本犯した。ルカ・バヴィチェヴィッチHCも「ディフェンスが激しかった。今季の渋谷を象徴するタフネス、アグレッシブさ」と評価。一方で、強みであるSR渋谷のオフェンスリバウンドを1本に抑えたことを勝因の一つに挙げた。「東地区はタフな地区で、強くてもチャンピオンシップ(CS)に行けない可能性も高い。同じ地区のチームに勝っていくのが大事。大きな一勝」と勝利を喜んだ。安藤選手も「東地区同士の対戦は(シーズン序盤の)今からでもCS進出に関わってくるので1勝できたのは本当に大きい」と勝利をかみしめた。

 試合後「40分やり切る力の差があった、完敗」と話したSR渋谷の伊佐HCは「一瞬の隙を作った時に3Pやターンオーバーからレイアップにいかれた」と振り返る。25日にも両チームは対戦するが、「隙を作らないように40分、丁寧かつアグレッシブにチャレンジしたい」と意欲を見せた。

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