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サンロッカーズ渋谷、秋田から今季初勝利 フィジカルで負けず

3ポイントシュート4本を100%の確率で決めたベンドラメ礼生選手(中央)

3ポイントシュート4本を100%の確率で決めたベンドラメ礼生選手(中央)

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 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が2月2日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で秋田ノーザンハピネッツ(同、秋田)と戦い75-63で勝利した。

リバウンドを強く意識したという満原優樹選手

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 今季3回目の対戦となった両チーム。過去2戦を連敗していたことから今節を「大事な試合」と位置付けるSR渋谷・伊佐勉ヘッドコーチ(HC)。ベンドラメ礼生選手も「絶対に勝ちたい」と強い気持ちで臨んだ。アグレッシブなディデンスをする秋田に第1クオーター(Q)から「負けずにボールを強くもらうことを意識できた」(ベンドラメ選手)と言うようにボールが動き20点を挙げた。途中出場した山内盛久選手はコートイン直後に「シュートを狙うことを意識させたい」と狙って3ポイント(P)シュートを決め切り、満原優樹選手も3Pやゴール下でファウルを誘うプレーを見せた。第2Qにはライアン・ケリー選手が連続で得点を挙げたほか、秋田を8点に抑え17点差を奪った。

 後半、ケリー選手のブロックショット(シュートブロック)やベンドラメ選手の3Pも見られたが、「気の緩みから」(伊佐HC)ミスが目立ったSR渋谷はすかさずタイムアウトを要求。伊佐HCはあえて加わらずキャプテンの満原選手らが「もう一回気を引き締めてやろう」と声を掛け試合に戻った。ベンドラメ選手がドライブ(ドリブルでゴールに迫るプレー)からロバート・サクレ選手のダンクをアシストしたほか、それに続くかのように専修大・盛實海翔(もりざね・かいと)選手も積極的にリングにアタックしたが、秋田に28点の猛攻を浴びた。

 9点差で迎えた最終Qは、序盤でベンドラメ選手が3Pにドライブに得点を重ねていく。直後には、「どうしても自分で流れ持ってきたいと思っていた」山内選手が前線からディフェンスでプレッシャーをかけて秋田のターンオーバーを誘発した。中盤で一時4点差まで詰め寄られるも、サクレ選手や伊藤駿(たかし)選手の得点で再び10点差を付けると、残り2分8秒にはベンドラメ選手がダメ押しのスチール(ボールを奪うプレー)からレイアップを決めた。

 試合後、伊佐HCは「今日は何が何でも勝ちたかったので1勝できてホッとしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。「(秋田は)ディフェンスをハードにしてくるチーム。前回はそこで追いやられてゲームにならなかった。まずはフィジカルバトルを戦おうとし、開始5分くらいで当たりにも慣れてスクリーンもかかるようになり、ペイントエリア(ゴール近くの制限区域)に侵入できたのが前回と変わったところ」と話した。

 この日100%の確率で4本の3Pを決めたベンドラメ選手。中でも第3Q終盤にはロングレンジの3Pをブザービーターで決めた。「打とうと踏み込んだが体制が崩れて、強めに打ったら入った」とそのシーンを振り返った。加えて試合終盤のスチールには「久しぶりにあんなスチール決めた」とベンドラメ選手自身も驚きの表情を浮かべつつ、「前半からハイポストでボールをもらった時にインサイドしか見ていないと思っていて、自分の中で徐々に間隔を詰めていき、いけると思ったタイミングだった」とも。

 両チームは3日にも同所で戦う。山内選手は「勝敗としてはまだ負け越している。これから上位を目指すには秋田には絶対に勝ちこして終わらないといけない。しっかり連勝したい」と意気込んだ。

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