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東京都、旧「こどもの城」取得に向け検討 リノベーションで複合施設に

旧「こどもの城」外観。岡本太郎が施設のシンボルとして制作した「こどもの樹」も残されている

旧「こどもの城」外観。岡本太郎が施設のシンボルとして制作した「こどもの樹」も残されている

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 東京都の小池百合子知事が9月26日、青山通り沿いにある旧「こどもの城」(渋谷区神宮前5)の取得に向け検討を進めていることを明らかにした。この日開かれた東京都議会の代表質問で構想を明かし、今後早期の取得に向けて施設を所有する国と協議を進め、検討を加速させる。

施設には岡本太郎がデザインした「こどもの樹」も

 構想について、小池知事は「都のさまざまな政策実現にも資する、さまざまな可能性を有した土地」と立地面を評価。「寿命を迎えることなく役割を終えた。取り壊すのはもったいない」と施設の有効活用を検討し、「かねて活用の可能性を検討してきた。性別や年齢、障がいの有無にかかわらず誰もが利用できる施設に」と複合施設へのリノベーションを提案した。

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 ダイバーシティーの実現に向け、都民の学習、スポーツや人材育成の場となる「『都民の城』とも呼べるような」複合拠点を目指し、「施設を本格的に使用するまでの期間」として、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向けた活用も視野に入れるなど、今後具体的に検討を進める。

 こどもの城は、国際児童年を記念し1979(昭和54)年に国立総合児童センターとして厚生省(当時)が構想・建設。敷地面積は約9900平方メートル。地下4階~地上13階、延べ床面積は約4万1700平方メートル。体育室やプレーホール、造形スタジオなど子ども向けの「遊び」プログラムを提供する児童館活動部門、保育研究開発部門、小児保健部門のほか、青山劇場と青山円形劇場の2つの劇場、ホテル(27室)、レストランなどが入っていた。

 2012年9月に閉館が発表され、「(開館当時と比べ)子どもの遊び方や遊び場所が多様化したこと」や建物の老朽化などを理由に、2015年2月1日に惜しまれつつ閉館した。

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