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コミュニティーコイン「KOU」アプリ配信開始 感謝の気持ちを可視化

コミュニティーコインのやり取りを行う「KOU」のスマホ画面(イメージ)

コミュニティーコインのやり取りを行う「KOU」のスマホ画面(イメージ)

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 コワーキングスペース「co-ba」を展開するツクルバ(目黒区)とシステム開発などを手掛けるHAL(渋谷区代々木1)による合弁会社KOU(代々木1)が9月3日、コミュニティーコイン「KOU(コウ)」のスマートフォンアプリiOS版の提供を始めた。

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 「つくって、つかう、なかまのおかね」を掲げるKOUはスマホで簡単にコミュニティーを作り、オリジナルのコインを仲間と一緒にやり取りできるサービス。例えば、仲間に感謝の気持ちを伝える時、「いいね」でも「お金」でもない「新たなツール」として利用できるという。

 利用方法はまず、アプリを使ってコミュニティーを立ち上げ、コミュニティー内で使えるオリジナルのコインを作り仲間を招待する。コミュニティー内のメンバーは、仲間に感謝の気持ちを伝えたい時などに簡単なメッセージと共にコインを送ることができるほか、コミュニティー内でやり取りされたコインとメッセージを一覧で表示。コミュニティー内でやり取りされた取引に対して投げ銭感覚でLOVEボタンを押してコインを送ることができ、コミュニティー内でアクティブなユーザーや最もLOVEをもらった人、与えた人などのランキングも表示する。現状ではユーザー1人に対して当初、5万○○(○○=ユーザーが設定したコインの単位名)を付与する。

 同社によれば、「コミュニティーを活性化したい」「地域通貨を導入しようと検討している」「新しいコインの使い方を発明したい」「感謝の循環を組織・団体の運営に生かしたい」などのニーズに応えていきたいという。

 同社取締役・プロデューサーの中村真広さんは「感謝が循環する経済システムを『感謝経済』と呼んでみたい。そして、『感謝経済』にフィットする新しいお金をつくることで、この価値観を広めていきたい。これが今回のKOUにつながる原点の思い。それぞれがコミュニティーを作り育む中で、コミュニティーコインを通じた感謝のやり取りを楽しんでいただけたら」と利用を呼び掛ける。

 Android版のリリースは2018年秋を予定している。

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