コーヒーを入れる度にXマスソング 原宿「ネスカフェ」にピタゴラ楽器

高さ約3.5メートル、幅約3メートルのピタゴラ楽器

高さ約3.5メートル、幅約3メートルのピタゴラ楽器

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 原宿駅近くのカフェ「ネスカフェ原宿」(渋谷区神宮前1、TEL 03-5772-2038)で12月2日、クリスマスイベント「COFFEE MOMENT ENSEMBLE」が始まった。

コーヒーを入れると木の球が転がり落ちて音楽を奏でる

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 ネスレ日本(神戸市)が10月に発売したコーヒーマシン「NESCAFE GOLDBLEND BARISTA i(バリスタi)」の世界観を表現する同イベント。Bluetooth機能を搭載した同マシンは、専用のアプリと連動することで、家族や友人などが「いつ、どんな気分でコーヒーを飲んだか」が分かるのが特徴の一つとなっている。同イベントでは、その特徴をビジュアルや音楽などで体験できるようにした。

 期間中店内には、広告やデジタルコンテンツなどの制作を手掛けるバスキュール」(港区)が製作した木製のピタゴラ楽器(自動演奏楽器)を設置。同所に設置したスマートフォンからアプリを通じて「バリスタi」でコーヒーを入れると、楽器上部から木製の球が転がり落ちメロディーを奏でる仕組みになっている。楽器はレーザーカッターで切り出した木を組み合わせたマグカップ型で、高さ約3.5メートル、幅約3メートル。木琴部分はヒノキを使っている。

 楽曲は「We wish a Merry Christmas」「もろびとこぞりて」など3曲用意。1曲当たり6種類用意する伴奏は、同楽器に設置した鉄琴と「ハンマーダルシマー」という楽器で演奏する。伴奏は、国内の同マシンユーザーがコーヒーを入れる際に選ぶ「気分」によって変わるという。

 店内のスクリーンではグラフィック化した日本地図を映し、同マシンユーザーがアプリを通じてコーヒーを入れると、その都道府県や選んだ「気分」などが表示される。カフェ店内でコーヒーを入れると、その情報も反映される。スクリーンでは、国内の同マシンユーザーがコーヒーを飲んだ時間やその時の気分、多く飲まれているコーヒーの種類などの統計もグラフで表示する。

 約5カ月かけて製作したという同楽器。木は湿気などに影響を受けることから「音階を合わせること」「タイミングを合わせて毎回成功させること」が難しかったという。バスキュールのクリエーティブディレクター馬場鑑平さんは「アナログの極みのような楽器だが、コーヒーを入れる行為を通して『遠くの人とつながる』というコンセプトを五感で体感していただけるモーメントが詰め込まれている。カフェに来てコーヒーを入れて、リアルとバーチャルが連動するファンタジーを体感してほしい」と呼び掛ける。

 楽器を体験できるメニューは「1dayフリーマグ」(500円)とサンタのイラストなどをプリントできる「フォトラテ」(450円)。営業時間は11時~21時。今月25日まで。今月14日には音楽家・蓮沼執太さんが同楽器を使ったライブを予定する。

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