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渋谷に静岡抹茶スイーツ「ななや」 県外初直営店、濃さの異なるジェラートなど

青山通りから1本入った路面に位置する店舗外観

青山通りから1本入った路面に位置する店舗外観

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 青山学院大学近くに、抹茶スイーツショップ「ななや青山店」(渋谷区渋谷2、TEL 03-6427-9008)がオープンして1カ月が過ぎた。経営は抹茶作りなどを行う丸七製茶(静岡県)。

7段階で濃さの異なる抹茶ジェラート

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 1988年から抹茶作りを行っている同社。藤枝抹茶の「おいしさを伝えたい」という思いから、抹茶スイーツ作りに着手し、2010年3月からジェラートを始めた。同年オープンした藤枝店(藤枝市)、翌2011年にオープンした静岡店(静岡市)と地元・静岡で店舗を展開してきた。

 今年1月、茶の卸問屋「壽々喜園(すずきえん)」とのコラボレーションショップを浅草に出店したところ、「好調」であることから東京発の直営店の出店を決めた。若者や外国人などをターゲットに、「おしゃれな街として知られている」青山エリアを選んだという。

 店舗面積は20平方メートル。白や木目を基調にした店舗。店頭壁面にはデザイナーが茶畑や茶摘みをする女性、富士山を描いたほか、店内の壁面一面には茶葉のイラストをあしらった。テークアウトが基本だが、店頭には20脚前後の椅子を用意する。

 濃さの異なる自家製抹茶ジェラートは、ほのかに香る風味のNo.1から、渋みを感じるNo.4、農林水産大臣賞を3年連続で受賞した抹茶を使い「世界一濃い」と自負している「プレミアムNo.7」まで7段階で用意。抹茶ジェラートはプレミアムNo.7が最も人気で、3種類の味を選べるのが同店だけであることもあり、No.1とプレミアムNo.7、ほうじ茶のトリプルが「通好み」だという。

 価格は、シングル=コーン370円(プレミアムNo.7は560円)、カップ390円(同580円)、ダブル=同470円(プレミアムNo.7入りは650円)、同490円(同680円)、トリプル=カップのみ500円(700円)。

 同店ではほかにも、抹茶を練り込んだホワイトチョコレートをサブレで包んだ「やわらかクッキー」(5個入り550円)などのスイーツや、「静岡抹茶レモンティー」(390円)などの抹茶も扱う。

 オープン以降は20代を中心に来店があり、男女比は6対4程度。1割ほどが外国人だという。同社リテール部・鈴木美和部長は「高級抹茶の本来の味と香りを楽しんでいただきたい。他にはない味わいが当店にはある」と来店を呼び掛ける。

 営業時間は11時~19時。火曜定休。

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