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渋谷・スペイン坂に格安スマホ「フリービットモバイル」旗艦店-テレビ会議型接客も

白を基調に虹色(7色)を取り入れる店舗外観

白を基調に虹色(7色)を取り入れる店舗外観

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 渋谷・スペイン坂に8月9日、格安スマートフォンキャリア「freebit mobile(フリービットモバイル)」の旗艦店「ATELIER freebit mobile渋谷スペイン坂」(渋谷区宇田川町)がオープンする。経営はITベンチャーのフリービット(円山町)。

オープンと同日に発売する新端末

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 同昨年11月、企画から製造、販売、そしてサポートまでをグループ内で行う「SPA型」モバイルキャリアとしてスマホ事業に参入した同社。オリジナル端末「PandA(パンダ)」(2万5,920円)を開発し、パケット使い放題(スタンダードスピード)とIP電話基本料金を合わせた基本プランを月額1,080円(別途、初期使用料=3,240円など)で提供。セットで24回払いの場合月額2,180円で利用できる。端末や店舗などデザイン全般、総合プロデュースに建築家・迫慶一郎さんを起用し、「徹底したデザインコンセプトの統一」を行っている。

 事業参入後、ウェブやTV通販のほか、福岡・天神(福岡県中央市)・小倉(北九州市)、名古屋(名古屋市)と実店舗を出店しテストマーケティングを行ってきた。今回、同社が創業した地であり、「若者文化の街」「新しいものにチャレンジしていく場所」であることから、渋谷に旗艦店を出店する。

 店舗面積は地下1階~2階の3フロア計37.97坪。ファサード、内観共に「無限大の可能性」を表現する白を基調に、「多様性」を表現する虹色(7色)を取り入れる。ファサードにはデジタルサイネージ設置しCMなどを上映するほか、虹色のネオン管をあしらい、屋上には同ブランドのCMに登場するジャングルジムを設置するなど視認性を高める。内外共に2次元と3次元を組み合わせた棚や装飾物を取り入れている。

 1・2階が接客フロアで、端末に触れることができるようになっている。接客カウンターに加え、TV会議システムで契約手続きやサポートを行う接客サービス「リモートクルー」ブースを設置する。フロア内には3D転写機を置き、来店客が持参した写真を転写しオリジナルのケースを1個無料で作ることができるサービスも提供する。地下1階は無料講習会「パンダ キャンパス」や臨時サポートなどを行うほか、倉庫スペースを配置する。既存店とは異なり1階店頭にも端末を置き、通行者にアピールを図る。

 機種は「パンダ」のみで、同店オープンと同日に3代目となる「3rd Lot」を発売する。サイズは高さ約15センチ、幅約7.7センチ、厚さ0.9センチ。重さは約189グラム。ディスプレーは5.5インチ。回線はNTTドコモのMVNOサービスを利用。OSはアンドロイド 4.2.2を搭載。最大通信速度は毎秒250~300キロビット(増速可能)。カメラは800万画素。バッテリーは2500ミリアンペアアワー。

 実店舗1号店のオープンから約8カ月。同社によると福岡エリアでの同ブランド認知度は24.8%であるのに対し、東京エリアでは9.3%にとどまっている。同社石田宏樹社長は「知っていただくことが大事」とし、旗艦店オープンを機に東京エリアでの認知度を「60%まで引き上げたい」としている。同社は3年間で国内シェア1パーセント(120万回線)の獲得を目指している。

 営業時間は11時~20時(初日は12時~)。

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