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渋谷ヒカリエに「デイリーポータルZ」公開編集部-「いらないものガチャガチャ」も

編集部員やライターたちが業務を行う渋谷ヒカリエ内の出張編集部

編集部員やライターたちが業務を行う渋谷ヒカリエ内の出張編集部

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 渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階のクリエーティブスペース「8/(はち)」内メンバー制ラウンジ「Creative Lounge MOV」に6月6日から、ポータルサイト「デイリーポータルZ」の編集部が期間限定で出張している。

通路から編集部内をのぞく人の姿も

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 ニフティ(新宿区)が運営する同サイト。編集部5人のほか、外部のライター30人ほどが参加し、「身近な面白い場所・楽しくなれる方法」の実践レポートや「超ローカルニュース」、動画コーナー、読者からの投稿などのコンテンツを展開。読者は20代後半~30代前半が中心で、男女比はほぼ半々だが女性の方が「やや多い」という。月間ページビューは1800万を超える。

 今回、同ラウンジエントランス近くのショーケース「aiiima(アイーーーマ)」で展開する、会社が引っ越してくる「社会社見学」の第2弾として実施。同所のディレクションを手掛けるブックショップ「UTRECHT(ユトレヒト)」(港区南青山5)オーナーの江口宏志さんから誘いを受けた編集長の林雄司さんは「こんなにおかしな話はないだろう」と即答し、編集部員も乗り気だったという。

 期間中、同所ではサイトの更新など普段の編集業務を公開。出張編集部内にはテーブルや椅子、ホワイトボードなどを備えているが、電話やファクスはない。壁面には同サイトや、スタッフが仕事で使用中のPC画面などを投影している。編集部の様子は今後、ユーストリームで公開する予定。

 同所を訪れた人とは気軽に会話などを交わし交流を図るほか、シールなどの「お土産」を渡す。持参した紙で缶バッジを制作するコーナーを設け、カプセルに入るサイズの「要らないもの」を持参した人には、交換で他の来場者の「要らないもの」が入ったカプセルトイ「いらないものガチャガチャ」を回すことができるなどの「おもてなし」も用意する。

 期間中はイベントも開催。16日19時からが同所で、「ニッチな分野」に興味と知見を持つ発表者が集まり、その魅力をスライドショー形式で発表する「全日本フェティッシュ大会」を開催。定員は40人。参加費は2,000円。24日18時からは同フロア中央の多目的空間で「褒められロード」を実施。テープカットや鏡割り、除幕式、くす玉などを用意し、来場者を「ひたすら褒める」。参加費500円。

 初日の6日には20人ほどが来場し、7割ほどが同サイトの読者で、3割ほどが通りがかりに立ち寄った人だったという。「読者やライターの人たちが遊びに来る、昔の編集部みたいなことをやってみたいと思っていた。話し相手がいない方にぜひお越しいただければ全力でおもてなしさせていただく(笑)」と林さん。「実際に読者に会うことができる機会なので、見え方や感想をサイト作りに生かすことができれば」と期待を込める。

 公開時間は11時~20時。今月24日まで。

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