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原宿・オークリーストアに平野歩夢選手 第1子から「エネルギーもらう」

トークセッションで語る平野歩夢選手

トークセッションで語る平野歩夢選手

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 スノーボード男子ハーフパイプ(HP) ワールドカップ(W杯)今季開幕戦(中国・張家口 )で12月12日に優勝を飾ったプロスノーボーダーの平野歩夢選手が15日、「オークリーストア原宿店」(渋谷区神宮前5)に来店し、自身の新シグネチャーゴーグルを披露した。

巨大オブジェのベールを脱がし笑顔を見せる平野選手

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 平野選手が、契約チーム「オークリー」で初めて手がけたシグネチャーモデル。愛用してきたゴーグル「Line Miner(ラインマイナー)」に、シルバーカラーのフレームを採用。バンド部分には平野選手の競技人生や、1歳になる第1子への思いを託した「命」の文字をグラフィックで表現。価格は2万8,820円(M・L)で、直営店や取扱店で順次扱う。

 平野選手にとって、海外遠征の際は「ゴーグルを5、6個、レンズも7、8個持っていく」と話すほど、「なくてはならない存在」だと言うゴーグル。新ゴーグルについては、「何回も打ち合わせを重ねて作った。もともとオークリーの初期の80~90年代のゴーグルが好みで、シルバーフレームはそこから決まった。『命』の文字は知人の書道家に書いてもらった」と背景を明かした。

 4歳でスノーボードを始め、「トップに立ち続けるためには体が資本。新しいことにトライする時には命の危険を感じて足が震えたり、心臓が動いている音を自分でも感じたり、この競技で生活している以上、いつどこで命を落としてしまってもおかしくない」と、常に「命懸け」で競技に臨んでいることに触れつつ、「(子どもは)1歳ちょっと。かわいい」と顔をほころばせながら、「自分にとって初めての自分の子どもなので、初めて見る成長の変化がある。海外に行っていることも多いので、癒やし。エネルギーをもらう瞬間あるし、みなぎるものがある。新しい自分の人生始まったなという感じ」と第1子への思いも明かした。

 同店ファサードに出現した、幅約2メートルの巨大なシグネチャーゴーグルのオブジェ。平野選手は、オークリーブランド&プロダクト統括責任者のロベルト・カルミナーティさんと共にベールを剥がした。「こんなに巨大なゴーグルを目にするのは初めて。東京の中心で自分のシグネチャーモデルのオブジェが存在していて、ありがたい。こういう機会をつくっていただいて、モチベーションになる」と感想を口にした。

 当日は、事前に抽選で選ばれた招待客に向けトークイベントも開催。質問タイムでは、やる気を出すポイントや支えについて聞かれ、「毎日続けることのつらさは痛感する。帰った瞬間にストレッチを始めて、なるべくすぐにケア(の時間)に充てる。やり始めると意外とすっきりするが、やる前はなかなかやる気が起きない」と共感しながら、「ずっと続けていると、一回休むと今まで頑張ってこなしてきたルーティンをゼロにする感覚が怖い。自分を裏切りたくない」と答えた。

 現在のコンディションについては、「朝、スノーボードの練習をして、終わったらスケートボード、というルーティンを日本に帰ったら続けている。一つのものに縛られすぎないように、いろいろなことにチャレンジしているつもり。今回のオリンピックは、食事、睡眠、体のケアやトレーニングに取り組んで、生活を全部懸けていかなければ」と五輪を見据え、「新しい自分と向き合えているような気がする。後はやるだけなのかな、というところまでだいぶ仕上がってきている。自分自身乗り越えていけたら」と話す。

 オブジェには、ゴールドのペンで自身のサインを書き込んだ。オブジェの「レンズ」の内側に入ることもできるフォトスポットとして、12月25日まで展示する。

 営業時間は11時~20時。

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