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代々木上原にラーメン「MENSHO」新店 海外店の人気メニュー中心に

「醤油(しょうゆ)らぁ麺」のイメージ

「醤油(しょうゆ)らぁ麺」のイメージ

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 ラーメン店「MENSHO District(メンショー・ディストリクト)」(TEL 03-6456-9002)が6月26日、代々木上原駅直結の商業施設「アコルデ代々木上原」(渋谷区西原3)1階にオープンした。経営は麺庄(文京区)。

店内の様子

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 2005(平成17)年に創業した同社は、護国寺に本店を構える「MENSHO」をはじめ、グループとして6月末時点で国内8店舗・海外18店舗(計26店舗)を展開。渋谷には、ビーガンメニューや黒毛和牛を使う鶏白湯メニューなどを提供する「Jikasei MENSHO」(宇田川町)も出店。今後は、注力しているアメリカ国内のハワイやドバイへの出店も予定している。

 新店「メンショー・ディストリクト」は、テナントとして出店していた施設の営業終了に伴い3月に閉店した「MENSHO San Francisco」を移転リニューアル。代々木上原は、「落ち着いた」住宅街でありながら「アッパーミドル層が多く住む高級エリア」と捉える。「ストーリー性のある商品に価値を感じる本物志向の方が多く、MENSHOのカルチャーと親和性が高いと感じた」ことから、同エリアに出店した。店名の「ディストリクト」は「地区」「地方」などを意味。海外で「高評価を得た」ラーメンを逆輸入するというコンセプトを掲げている中、同社のラーメンが一堂に会する「MENSHOの地区」という思いを込めた。

 店舗面積は77.97平方メートル。席数は、カウンター(7席)とテーブル(2人用6卓、4人用3卓)で32席。「心地よく過ごせる」よう設計した店内は、「ぬくもり」を感じさせる木の天井や、「柔らかな」光を演出する間接照明、和の文様があしらわれた壁面などで構成。製麺機や石臼を常設することで「原材料からラーメンを作る」同社の姿勢を体現したという。

 ラーメンは海外の店舗で「高評価を得た」メニューを中心にしつつ、トッピングや盛り付けは日本向けにアレンジするなど、同店独自に仕上げて提供。麺は、店頭の石臼・製麺機で作る「引き立て」の小麦を使う自家製麺を使い、スープはメニューにより異なるスープを使う。「醤油(しょうゆ)らぁ麺」は、親鶏を煮込む清湯、アサリのだし、瀬戸内産カタクチイワシの煮干し昆布だしのスープ3種類に、国内各地からセレクトした木おけ仕込みしょうゆ5種類をブレンドしたたれを使う。同メニューと同じスープに石川・珠洲の塩、沖縄県の塩「ぬちまーす」、新潟の玉藻塩を使う「塩らぁ麺」(以上1,000円)、麺にトリュフソースを絡めながら食べる、海外や「Jikasei MENSHO」でも提供している「鶏白湯らぁ麺」(1,200円)などをラインアップ。

 鶏白湯スープに抹茶を合わせ、鴨ロースを使う自家製チャーシューなどをトッピングする「鴨抹茶らぁ麺」(1,500円)は、国内で同店のみで提供。今後はアメリカの店舗で「人気」のメニューも展開していく予定。客単価は1,000円~1,999円。

 同社グループは海外で働きたいスタッフを広く募っている中、同店は製麺機を備え海外で提供するメニューを展開していることから、店舗運営・ラーメン技術の研修の場としても「重要な拠点」と位置付ける。

 営業時間は11時~15時、17時~22時(8月からは11時~22時)。火曜定休(8月からは定休日無し)。

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