プレスリリース

【岡山大学】岡山×スウェーデンで考える「地域で人を育てる」未来〜OLIVEプレキックオフイベントを開催〜

リリース発行企業:国立大学法人岡山大学

情報提供:




2026(令和8)年 10月 8日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/


◆概 要
 国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:那須保友)は2026年10月5日、本学津島キャンパスの共創イノベーションラボ「KIBINOVE」(きびのべ)において、設立準備を進める「おかやま地域未来共創プラットフォーム(OLIVE:Okayama Leading Initiative for Value creation and Education)」のプレキックオフイベント「2040年の地域を担う人を、地域で育てる。―岡山とスウェーデン・ウメオの対話―」を開催しました。スウェーデン・ウメオ大学のTora Holmberg(トーラ・ホルムベリ)学長をゲストに迎え、会場とオンラインを合わせて県内の大学・高専、高校、自治体、経済団体、企業、金融機関、メディアの関係者など約80人が参加しました。
(主催:岡山大学、共催:OI-Start・大学コンソーシアム岡山、後援:岡山県立大学、岡山県商工会議所連合会、ジェトロ岡山)

 OLIVEは、18歳人口が大きく減少する2040年に向けて、「地域の産業や医療、教育を担う人を、誰が、どこで、どのように育てるのか」という問いに産学官金民が一体となって応えるためのプラットフォームです。本年7月に文部科学省「地域構想推進プラットフォーム構築等推進事業」に採択され、令和8年度から3年間、国の支援を受け、その基盤づくりを進めます。

 開会にあたり、那須保友学長は「人口減少の課題は一つの大学だけでは解決できない」と述べ、1965年にスウェーデン北部の医師・教員不足に応えるため設置されたウメオ大学が「地域の人材を地域で育てる」という問いに60年にわたって向き合ってきたことを紹介。また、本年5月に本学がウメオ大学の所在するヴェステルボッテン・レギオンと締結した協力覚書に触れ、今回の講演を具体的な連携の第一歩と位置づけ、「高校改革と大学改革は一体。議論で終わらせず、走りながら考え(Think by walking)、実行・実装していきたい」と呼びかけました。

 Holmberg学長は、学生約4万3千人を擁するウメオ大学が、北部4地域・4都市での医師養成や遠隔教育を通じて地域における高等教育の機会を広げ、設立から60年を経てウメオの失業率が国内で最も低い水準になるなど「大学はまさに地域発展のエンジンになった」と語りました。ノーベル化学賞につながったCRISPR-Cas9の発見や、日本・スウェーデンの17大学が参加する連携プラットフォーム「MIRAI」にも触れ、新ビジョン「Vision 2035」が掲げる地域の発展エンジンとしての役割強化はOLIVEの方向性と重なると述べ、「未来はどこかで待っているものではなく、今ここで私たちがつくるもの。大学には未来を創る特別な責任がある」とメッセージを贈りました。

 本学の狩野光伸副理事(未来人材創生担当)は、高齢化・若年人口の減少・AIの普及という変化と、若者、とりわけ女性の県外流出という岡山の現状を示した上で、OLIVEが担う4つの機能―関係者をつなぐ「ハブ」、人材需給を可視化する「シンクタンク」、プロジェクトを実行する「アクションタンク」、企業の教育投資を次世代に還す「再投資」―を紹介しました。AIが過去の知識を再現できる時代に求められるのは「人や過去と違う自分の持ち味を見つけ、他者のために生かす」姿勢であるとし、本学が県内11市町で展開する四足歩行ロボットの農業実証やきびだんごのカーボンフットプリント算定などの課題解決型プロジェクトを土台に、大学間の共同科目、社会人向けリスキリング、学生を企画段階から参画者として迎える「ユースボード」へ広げていく構想を語りました。

 岡山県教育庁の鶴海尚也学校教育推進監は、高等学校教育改革推進基金による「N-E.X.T.ハイスクール構想」を説明。県立東岡山工業高校と県立岡山操山高校が改革先導拠点校に採択され、PBL拠点となるラボの新設や学科横断型STEAM教育、サイバニクス・フィジカルAIの探究、大学のラボで指導を受けるアカデミック・インターンシップなどを進める計画を紹介し、「高校改革には大学・産業界・自治体との連携が不可欠。県教委としてもOLIVEに最大限協力したい」と表明しました。

 トークセッションでは、狩野副理事がモデレーターを務め、Holmberg学長、鶴海推進監、岡山理科大学の田邉心技学長補佐が登壇。「大学があれば、人は地域に残るのか」「AIが教えられる時代に、その土地でしか学べないものは何か」「地域の未来を、多様な主体が『考え、動く』ためには」の3つの論点を軸に、発言者を特定しないルールのもと、参加者とともに率直な意見を交わしました。

 会場からは、プラットフォームを単なる情報交換の場にせず、学生や産業界を巻き込んで地域の将来像を描き、具体的な行動につなげることの重要性や、国公私立の枠を超えた連携の必要性などを指摘する声が上がりました。また、ウメオ大学の産学協同教育「Co-op」や大学のない地域におけるリスキリングの課題も共有され、高校・大学・産業界を切れ目なくつなぎ、生涯学習の視点で教育を捉え直す必要性が確認されました。

 閉会にあたり、三村由香里理事は「地域の未来を創る人材を育てるには、大学だけでも、高校だけでも、行政だけでも、企業だけでも十分ではない」と述べ、「OLIVEを単なる情報交換の場にとどめず、岡山の未来に必要な人材を地域全体で育てる『行動する場』、そのエンジンにしていきたい」と締めくくりました。

 OLIVEは、2027年1月18日(月)に正式なキックオフセレモニーを行う予定です。 本学は今後も、国内外のパートナーとの対話と連携を深め、2040年の岡山を担う人材を地域全体で育てる仕組みづくりを進めていきます。引き続き、開かれた地域中核・特色ある研究大学:岡山大学の取り組みにご期待ください。



講演するHolmberg学長



OLIVEの構想を説明する狩野副理事



トークセッションの様子



集合写真



会場となった共創イノベーションラボKIBINOVE(きびのべ)



◆参 考

・岡山大学ビジョン3.0・岡山大学長期ビジョン2050
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/profile/ou-vision.html
・国立大学法人岡山大学研究大学宣言
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003808.000072793.html
・岡山大学共創イノベーションラボ(KIBINOVE:きびのべ)
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/kigyo/kibinove/
・岡山大学 地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)
 https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/
・岡山大学研究・イノベーション共創機構
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/
・スウェーデン・ウメオ大学
 https://www.umu.se/en/


◆参考情報
・【岡山大学】文部科学省「令和8年度『地域構想推進プラットフォーム』構築等推進事業」に採択〜ユース参画で創る地域未来・産学官金言連携による「おかやま地域未来共創プラットフォーム」の完全自走化モデル構築〜
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004241.000072793.html
・【岡山大学】スウェーデン・ヴェステルボッテン地域と協力覚書を締結〜持続可能な地域発展とウェルビーイングの実現に向けた国際連携を開始〜
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000004105.000072793.html







◆本件お問い合わせ先
 岡山大学研究・イノベーション共創管理統括部 産学連携課 舩倉、大角、桑田
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8466
 E-mail:co-creation◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※@を◎に置き換えています
 https://www.okayama-u.ac.jp/tp/news/news_id15723.html

<岡山大学病院との連携等に関する件(製薬・医療機器企業関係者の方)>
 岡山大学病院 新医療研究開発センター
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 下記URLより該当する案件についてお問い合わせください
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/ph_company/

<岡山大学病院との連携等に関する件(医療関係者・研究者の方)>
 岡山大学病院 研究推進課 産学官連携推進担当
 〒700-8558 岡山県岡山市北区鹿田町2-5-1
 TEL:086-235-7983
 E-mail:ouh-csnw◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 http://shin-iryo.hospital.okayama-u.ac.jp/medical/

<岡山大学の産学官連携などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 産学官連携本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8463
 E-mail:sangaku◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://www.orsd.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学の研究機器共用(コアファシリティ)などに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究機器の共用の体制・整備等の強化促進に関するタスクフォース(略称:チーム共用)
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 TEL:086-251-8705
 FAX:086-251-7114
 E-mail:cfp◎okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://corefacility-potal.fsp.okayama-u.ac.jp/

<岡山大学のスタートアップ・ベンチャーなどに関するお問い合わせ先>
 岡山大学研究・イノベーション共創機構 スタートアップ・ベンチャー創出本部
 〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
 E-mail:start-up1◎adm.okayama-u.ac.jp
     ※ ◎を@に置き換えて下さい
 https://venture.okayama-u.ac.jp/

 岡山大学メディア「OTD」(アプリ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000072793.html
 岡山大学メディア「OTD」(ウェブ):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000215.000072793.html
 岡山大学オリジナルグッズ Online Shop:https://okadaigoods.official.ec/
 岡山大学統合報告書2025:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003715.000072793.html
 岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
 岡山大学SDGs〜地域社会の持続可能性を考える(YouTube):https://youtu.be/Qdqjy4mw4ik
 岡山大学Image Movie (YouTube):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
 岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS):https://j-peaks.orsd.okayama-u.ac.jp/
 産学共創活動「岡山大学オープンイノベーションチャレンジ」2026年4月期共創活動パートナー募集中:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003912.000072793.html
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国立大学法人岡山大学は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を支援しています。また、政府の第1回「ジャパンSDGsアワード」特別賞を受賞しています。地域中核・特色ある研究大学として共育共創を進める岡山大学にご期待ください
- 岡山大学 文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に採択〜地域と地球の未来を共創し、世界の革新の中核となる研究大学:岡山大学の実現を加速とともに世界に誇れる我が国の研究大学の山脈を築く〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001935.000072793.html