原宿に富士フイルム初の直営写真店-セルフ撮影スタジオも

明治通りに面した店舗外観

明治通りに面した店舗外観

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 原宿・明治通りに2月7日、富士フイルム(港区)初の直営写真店「WONDER PHOTO SHOP」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6427-9703)がオープンした。

セルフ撮影ができるスタジオを併設する2階

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 同社では、「撮る・残す・飾る・贈る」といった写真をプリントする楽しさ・価値を「スマホ時代」にマッチした写真製品・サービスで提案するテストマーケティングの場と位置付ける。ターゲットは10~30代の女性。

 店舗面積は1階・2階合わせて約39坪。店内には1階=8席、2階=2席計10席のプリント受付機と、セルフプリント機2台(1階)を用意。ファサードはガラス張りで黒の看板を掲出。雑貨店のイメージで仕上げたという店内には木調の椅子やテーブル、什器を配すなど「幅広い年齢層が利用できるよう、落ち着いた雰囲気」に仕上げた。

 1階はDPEとセレクトショップ。現像料は、正方形L=50円、2L=110円、6P=630円、長方形L・KG=50円、2L=110円、6P=630円、4P=840円。紙はスタンダードな「光沢」、指紋が付きにくい「マット」、高級感のある質感「パール」の3種から、縁は、文具などを手掛けるマークス(世田谷区)や原宿・渋谷系のクリエーターとコラボしたデザインなど100種から、それぞれ選択できる。

 セレクトショップでは、デジタルカメラ「Xシリーズ」やスマートフォンで撮影した写真をチェキプリントできる「スマホdeチェキ」(15日発売)などの同社商品のほか、フレーム・ストラップ・ケース・フォトブックなどカメラ関連の雑貨を販売。店頭では4月下旬に開始予定の、写真にスマートフォンをかざすと動画と音声が再生されるAR技術を活用したプリント「動画フォト!サービス」も体験できる。

 同店では、写真を封筒とメッセージカード(各32種)のセットで贈る「WONDER PHOTO SERVICE」(390円)も用意。2階で全種の封筒とメッセージカードを販売するほか、同サービス利用者向けにペンやマスキングテープなどを用意し、座って封筒やメッセージカードをカスタマイズできるスペースも設ける。

 同フロアにはセルフポートレート撮影ができるスタジオも併設。白壁やレンガ調の壁面などを背景に同社のカメラで写真が撮れる。利用料は1人10分1,500円(2人目以降は1人500円)、プリント1枚1,000円(データでの受け渡しも予定)。カメラマンによる証明写真撮影(1,500円~)にも応じる。

 同社イメージング事業部統括マネジャーの中村祥敬(よしたか)さんは「現代の人たちは(写真などを)飾ることを大切にしていると思うので時代に合っているのでは。新しい飾り方などを楽しんでいただければ」と話す。「当店を通じて、どのようなサービスがお客さまに響くのかなどを検証し、成功事例を取扱写真店などに反映させていきたい」とも。

 営業時間は11時~20時。

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