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渋谷・宮益坂中腹の道路工事が完了 歩道幅1.5倍に、照明やベンチも新設

道が整備された渋谷・宮益坂の様子

道が整備された渋谷・宮益坂の様子

 渋谷区が進めてきた宮益坂中腹の道路整備が3月末までに完工した。

歩道(写真)は最大で約1.5倍に拡幅

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 渋谷駅周辺を走る旧大山街道のうち、宮益坂・道玄坂を歩行者中心のプロムナード(遊歩道)にする計画で、地域関係者や学識経験者らと連携してにぎわいのある街並みづくりを目指す。宮益坂の工事には、2024年度・2025年度の2カ年計画で渋谷区が計約5億円の予算を投じた。

 渋谷駅前(スクランブル)交差点を挟んで渋谷駅から東西1.2キロにわたる宮益坂・道玄坂は旧大山街道の一部。大山街道はかつて、江戸から相模国・大山へ向かう「大山詣」の参拝客でにぎわった歴史を持つ。そうした背景も踏まえ、区は歩行者中心の歩きやすく回遊性の高い「道路空間」づくりを進める。

 2024年12月に着工した宮益坂は、「宮益御嶽神社」などがある中腹の約100メートルの区間の歩道を、約3.5メートルから最大約7.5メートルへと約1.5倍に拡幅。舗装には天然石を使い、「渋谷郵便局」の向かい側の歩道には新たにベンチも設けた。歩車道の段差はなくして、フラットにした。

 道の両サイドには3基ずつ、計6基の道路照明を新設。照明デザイナーの南雲勝志さんが担当した照明は、真ん中で折れ曲がった1.5メートル×2メートルの楕円(だえん)形の反射板を先端に取り付けた間接光型のデザインで、坂の下や上、横からなど、角度によって見え方が変わるのも特徴。

 宮益坂を含む旧大山街道の整備は、区が2010(平成22)年に策定した「渋谷駅中心地区まちづくり指針 2010」でも触れられ、2018(平成30)年度からは歩行空間を拡張する社会実験として、仮設歩道も設置(整備工事のため2022年から順次撤去)。2024年にはプロモーション動画を公開し、歩車道が一体となり広場にもなる空間づくりや、歩道にカフェを作るなどの構想も盛り込み、「渋谷の新しい名物に」などと発信。公式サイトでは整備に関する情報をまとめた「オオヤマカイドーニュース」も公開してきた。

 宮益坂では今後、坂下と坂上でも整備が進む。坂上では2029年度に完成を予定する「渋谷二丁目西地区再開発プロジェクト」、坂下では2027年度に着工予定の「宮益坂地区市街地再開発」の大規模再開発が控える。

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