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サンロッカーズ渋谷、追い上げも仙台に敗戦 後半は「同じ方向を向けた」

果敢に得点を狙ったベンドラメ礼生選手(写真中央)

果敢に得点を狙ったベンドラメ礼生選手(写真中央)

 Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が3月9日、青山学院記念館(渋谷区渋谷4)で仙台89ERS(以下、仙台)と対戦し85-97で敗れた。

10点差に詰め寄る3ポイントシュートを決めたジャン・ローレンス・ハーパー・ジュニア選手

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 立ち上がりから、現在リーグ1位の得点能力を誇るジャレット・カルバー選手を起点に、仙台に多くの3ポイント(P)シュートを許したこの日。ゾラン・マルティッチヘッドコーチ(HC)は、「カルバー選手を中心にスペースを狭くして止めたかったが、全員を警戒しないといけなくなり、カルバー選手もスペースがある中でプレーできていた」と反省点を挙げた。

 攻撃は立ち上がり、田中大貴選手が得点やアシストでチームをけん引。ベンドラメ礼生選手は、「アドバンテージがあるプレーだった」トーマス・ウェルシュ選手のスクリーンを使ったプレーから攻撃を組み立てたが、得点にはつながらなかった。第2クオーター(Q)には、「シュートを外して走られた場面はあるが、リングに向かわないことにはオフェンスは始まらない」と、ベンドラメ選手が3Pシュートやレイアップなど積極的に得点を狙った。守備では、「(野崎(さきは立つ崎))零也とコートに出るなかで、2人とも僕たちの仕事であるというのはなんとなく感じていた」と、プレッシャーをかけミスを誘った。

 前半で36-61と25点差を付けられる苦しい状況のなか、ハーフタイムにはグランタム選手が「これからアウェーが続く。このままずるずる終わったら次の試合にも響くし、勝てるものも勝てない。前半のことは忘れて、もう一回ゼロからエナジーを出してやろう」と全員に声をかけたという。

 野崎選手が「『ディフェンスは気持ちくらい出せるでしょ』と話してくれて、皆が同じ方向を向けた」と言うジャン・ローレンス・ハーパー・ジュニア選手は、後半最初のプレーで好守を見せる。続くように、ジョシュ・ホーキンソン選手は仙台のシュートをブロックした。連動するかのように攻撃でもリズムが見られ、ベンドラメ選手は、ウェルシュ選手のスクリーンを使ったプレーでミドルレンジのシュートを確実に沈めた。速攻からグランタム選手のダンクをアシストしたハーパージュニア選手は、「100%のスピードを出さなくてもいいと、代表活動中にコーチ陣から言われていたのを意識した。レイアップに行こうとしたらブロックが飛んできた」のを見て、冷静な判断でパスを選択した。

 最終Qには、オフェンスリバウンドから得点を重ね点差を詰める。ハーパージュニア選手の3Pシュートで10点差まで追い上げたが、仙台の背中を捉えきれなかった。終盤にカルバー選手のミスを誘発したハーパージュニア選手。「ちょっとギャンブルだが、先読みしてずれたら、カルバー選手が逆に行こうとしたが足がついていっていなかった」と分析し、「(試合の)頭からインテンシティー高くやらないといけない」と悔しさをにじませた。

 中断期間明け最初の試合となった今節。苦しんでいた3Pシュートの確率は上がった。ベンドラメ選手は「バイウイークの中でオフェンスの動きやスペーシングに取り組んできたのが出た。ディディ(・ロウザダ選手)が復帰し、久々に一緒にプレーして良さをすごく感じた。彼が引きつけてくれたおかげでノーマークの3Pシュートが生まれるシーンも多かった」と手応えをうかがわせた。

 この日は最大28点差をつけられた。中1日で次の試合があるなどタフなスケジュールに備えることもできたかもしれないが、マルティッチHCは「我々のホームだ。ファンが応援してくれているのに諦めろとは言えない。これは我々の一致した信念。最後まで戦い抜きチャンスを見せてくれた選手たちに称賛を送りたい」と評価した。

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