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渋谷で「福島浜通り、創造のはじまり展」 アートで地域の魅力発信

三塚新司さんが住民から聞いた話を基に絵画を描く「伝わらない記憶のプロセス」より

三塚新司さんが住民から聞いた話を基に絵画を描く「伝わらない記憶のプロセス」より

 福島・県通り地域などの創作環境の魅力を紹介する展示プロジェクト「Art & Imagination from FUKUSHIMA ? 福島浜通り、創造のはじまり展」が3月11日~15日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)8階のイベントスペース「8/COURT」で開催される。

川内有緒さんと三好大輔さんのドキュメンタリー作品「ロッコク・キッチン」より

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 経済産業省が推進する、芸術文化の力を活用して同地域の新たな魅力を発見・創出する「福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト」の一環。東日本大震災からの福島の復興に向けた取り組みの一つとして2022年度に発足した「福島浜通りシネマプロジェクト」を前身に、2023年度に「福島浜通り映像・芸術文化プロジェクト」をスタート。これまでの活動は、若手映像作家を対象としたワークショップや、学生と現地の人との交流によるアート作品を滞在制作する支援、東京国際映画祭との連携、フィルムコミッションの活動支援など。

 会場では、アーティストやクリエーター、地域の人々が出会ったきっかけや背景、作品制作のプロセスなどを、展示と合わせて紹介。南相馬市に滞在した美術作家・三塚新司さんの「伝わらない記憶のプロセス」は、震災前に市内に暮らしていた住民へのインタビューで聞いた「記憶に残る風景」や個人的なエピソードを、想像を交えて絵画で表現。完成した作品を住民に見せて、実際の記憶との違いや重なりを語り合う対話の場を生み出した取り組み。地域コーディネーターの秋元菜々美さんは、演劇ユニット「humunus(フムヌス)」や建築集団「ガラージュ」と富岡町で滞在制作プロジェクト「土地の時間を巡る滞在制作事業」を行った。地域の「中の人」の視点で町の時間や記憶、変化を「すくい上げ」、作品として表現した。

 ノンフィクション作家の川内有緒さんと映画監督の三好大輔さんは、東京と福島を結ぶ国道6号線(通称「ロッコク」)を車で旅して、「食」を切り口に人々の日常や暮らしを描き出すドキュメンタリー作品「ロッコク・キッチン」を制作した。合唱曲「群青」は、2012(平成24)年度の同市立小高中学校卒業生と、中学校の教員・小田美樹さんが作詞作曲した。

 初日の11日(18時~19時30分)には、三塚さんや秋元さんらが登壇するトークイベントを行う。入場無料。定員は65人(ウェブで予約を受け付けている)。

 開催時間は13時~20時。

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