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グリーンバード、「日本PR大賞」受賞 国内外90拠点でごみ拾い活動

授賞式の様子

授賞式の様子

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 2002(平成14)年に原宿・表参道エリアでごみ拾いを始め、全国の街なかや海などでごみ拾い活動を展開するNPO法人「green bird(グリーンバード)」(渋谷区神宮前6)が1月23日、「日本PR大賞2025『シチズン・オブ・ザ・イヤー』」を受賞した。

同時受賞したミャクミャク(写真中央)も

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 原宿・表参道の商店街の青年部メンバーが中心となり立ち上げられたグリーンバードは、原宿エリア出身で現渋谷区長の長谷部健さんが理事長となり2003(平成15)年にNPO法人化。以降、都内や全国にチームを設立し、2007(平成19)年には10チーム体制に。パリに初の海外チームも立ち上げた。

 2016(平成28)年には国内外90チームまで拡大し、参加者数は3万人を突破。2019年、2代目理事長に福田圭祐さんが就任した。ごみ拾いだけでなく、スポーツ競技場で試合の際にごみ袋を配布するプロジェクトや、子ども向けに海の環境問題を啓発するためワークショップなどを開く「海の自由研究フェス」などの活動にも手を広げる。

 日本パブリックリレーションズ協会(港区)が主催する日本PR大賞は、社会や地域の発展に持続的に寄与する活動を行い、独創的な広報・PR活動を通して成果を収めた個人やグループを対象に授賞。今回、グリーンバードは「誰でも、気軽に、楽しく参加できる」清掃活動を起点に、「世代や立場を超えて人々をつなぎ、社会全体を巻き込むムーブメントを築いてきた」ことなどが評価された。

 海外への広がりも含め、「清掃活動を『街を誇る文化』へと転換した点は特筆すべき特徴」とし、SNSで発信しやすい仕組みや企業との協働など、PR性の高さも高く評価された。シチズン・オブ・ザ・イヤーと並ぶ2025年の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」は、大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」が受賞した。

 受賞について、福田さんは「団体設立から23年が経過し、活動回数は2万3963回、参加者数は44万8866人に及ぶ。20年前、まだごみ拾いという活動が物珍しく、ネガティブに捉えられるなど、マイノリティーなものだった時代から活動してきた人たちがいる」などと振り返り、「さまざまな人たちの一歩の積み重ねが、今回の受賞につながった」とコメントする。

 渋谷区内では現在、表参道・渋谷・渋谷道玄坂の3チームが活動し、国内外での累計参加者数は「2025年度中に50万人を突破する見込み」とも付け加える。

 「ごみ拾いにできることは、まだ無限大にある」と言い、「街をきれいにすること、ポイ捨てをなくすこと、そこにとどまらないのがグリーンバードであり、その可能性や魅力を広げることに、これからも取り組んでいきたい」と意欲を見せる。

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