渋谷~代官山エリアを結び、JR線路上部をまたぐ渡線橋「猿楽橋」の架け替え事業に関する模型などが、1月23日・24日、地域交流センター恵比寿(渋谷区恵比寿2)に展示される。
1934(昭和9)年に完成した猿楽橋は、「都市計画道路補助第20号(八幡通り)」の一部で、供用開始から約90年を経過。車両の大型化や通行台数が増え、橋の部材の経年劣化も進む中、大規模な補強工事を行っていないことから、耐震性の確保が課題となっていた。使い続けるには安全性に懸念があるほか、橋の下で交差する都市計画道路補助第18号線は拡幅整備に対応する必要があることから、区は2020年2月に「猿楽橋長期計画」を策定し、架け替え事業の推進を決定。
新しい猿楽橋は、耐震性の確保は基より、歩道幅員を2メートル以上確保。自転車の通行空間も整備する。維持管理性を向上させることで、200年供用できる橋を目指すという。
模型は、新しい猿楽橋周辺を100分の1スケールで制作したもの。架け替え事業に関するポスターも展示する。
架け替え工事は、JR山手線・埼京線の営業時間外に作業を行うことから、作業時間は終電後から始発前までの深夜2時間程度に限られる。加えて、橋周辺は建物が立ちり、鉄道の運行にも支障なく安全に施工するため、架け替え工事では10年以上の全面通行止めが発生。迂回する必要が発生する。鉄道事業者など関係機関と検討を進め、期間の短縮を目指す。
現在は、橋の擁壁やトンネルなどの更新工事を実施しており、本年度中に完了予定。2026年度以降に猿楽橋を通行止めにして、「(仮称)猿楽橋架け替え工事」を行う計画。