Bリーグ・サンロッカーズ渋谷(以下、SR渋谷)が1月4日、ファイティングイーグルス名古屋(以下、FE名古屋)に95-80で勝利し、開幕節以来の同一カード連勝を飾った。
序盤はFE名古屋に高確率で3ポイント(P)シュートを許し一時8点差をつけられる。そのタイミングで出場したベンドラメ礼生選手は、アタックからの得点や攻撃時間が残り少ない中での3Pシュートなどで得点を重ねたほか、自らボールを要求した大庭圭太郎選手の3Pシュートで30-29と逆転して第1クオーター(Q)を終えた。
一進一退の攻防が続いた第2Qは、終盤に山内盛久選手の2本の3Pシュートがあり53-48で前半を折り返した。その前には「時間があったので、ミスマッチ突きながらいいショットを打った方が良いかな」と判断しシュートを打たない場面も見られた。その際、ベンチのゾラン・マルティッチアソシエイトコーチ(AC)からシュートを打つよう声をかけられたが、「結果的にコーチが言って打ったみたいに見えたが(苦笑)、自分のタイミングで打った2本だった」と言う。ゾーンディフェンスに対しては、「嫌なのはオープンのスリーを決められることだと思う。弱みを突きたかったので思い切り打った」とも。
後半序盤は、ルーズボールに飛び込むハッスルや、シュートをブロックするなど好守が見られ2分強失点を抑えた。攻撃では、ベンドラメ選手との連携プレーで狩野富成選手がダンクを決めた場面があった。ベンドラメ選手は「昨日、圭(=大庭選手)とトヨ(=狩野選手)のいいプレーがあったので、それと同じコールをした。しっかりパスを通せて良かったし、そこからトヨもリングに向かって飛んでくれたのですごく良かった」と振り返った。
71-66で迎えた最終Qは、ジャン・ローレンス・ハーパージュニア選手とジョシュ・ホーキンソン選手が要所で3Pシュートを決めリードを広げる。終盤にミスからの失点で追い上げをを許すが、ランダル選手が3Pシュートを沈め、田中大貴選手がパスをカットする好守を見せ追い上げを許さなかった。
「選手全員を本当に誇りに思う」と勝利を喜んだマルティッチAC。この日チームで得たフリースロー30本の内15本を打ち12本を決めたランダル選手については、「大きかったが、3本外したので明日練習してもらいたい(笑)」と笑いを誘った。積極的に攻守でリバウンドに飛び込み、そこから速くボールを運ぶ姿も見せたが、「プッシュできることはとても重要で助けになった」とも。
ハーパージュニア選手は、「(守備を)引きつけるアタックをした方がいいとかスクーティー(=ランダル選手)が話してくれた」とアタックからパスを出す場面が随所で見られ、キャリア最多となる11のアシストを記録。「仲間が決めてくれたからこそ。感謝したい」と喜びを表現した。
腰を痛め直近4試合は出場時間が限られていたベンドラメ選手。負傷後得点が伸び悩んでいたが、この日は14得点を挙げた。今節前の1週間は練習に参加せず治療に専念したと言い、「昨日は頭と体のつながりがうまくいかない、感覚が違う感じはあったが、ケガの調子もよくなってきて昨日打ち切ったことが今日につながった。入りから感覚がいいなかで打てたし、1本目が入ったのはメンタル的にもすごくいい入りになった」と振り返る。Bリーグは約3週間の中断期間に入るが、「(その間に)コンディションを戻すことは、僕がやらなくてはいけないこと」と触れた。
今季の前半30試合を終え11勝19敗のSR渋谷。「チームとしてオフェンスで何をやりたいかうまくポイントが絞れていなかった。上位チームとの試合でつけてきた力はあるし経験したからこそ、今やれることが明確になっていることも含めて2026年最初の試合を連勝で終えたことは大きい」と前半戦を振り返り、後半戦に向けて「負けたらチャンピオンシップが遠のく一方なので、今日みたいにチーム全員でオフェンスを組み立ててディフェンスにいい流れを持って行けたら」と意気込んだ。