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FC東京の仲川・遠藤・佐藤・安斎選手、渋谷区長を訪問 シーズン終了報告

仲川輝人選手、遠藤渓太選手、佐藤恵允選手、安斎颯馬選手

仲川輝人選手、遠藤渓太選手、佐藤恵允選手、安斎颯馬選手

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 Jリーグ・FC東京の仲川輝人選手、遠藤渓太選手、佐藤恵允(けいん)選手、安斎颯馬選手らが12月9日、長谷部健渋谷区長らを表敬訪問し、2025シーズンの終了を報告した。

サインを書いたフラッグを進呈した

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 今月6日に最終節を終えたJ1リーグ。FC東京は37試合を13勝11分13敗で終え、20チーム中11位。ホーム試合の入場者数は、国立競技場での試合が減った中でも平均3万1590人とJリーグ60クラブ中3位の数字を記録した。

 遠藤選手は「難しいシーズンだったが、チームで団結し、なんとか残留できた。11位はFC東京がいていい順位ではない」と悔しさをにじませ、仲川選手は「降格が見えたシーズン。残留できて良かったが、優勝を狙うチームだと思うので、来年以降はこの悔しさをぶつけたい」と続けた。

 「ずっと見て応援している」と言う長谷部区長は、「序盤は苦しかったが、ファンは『頼んだぞ!』としか言えない。(調子が)上がっていき良かった」と振り返りつつ、「こんなこと僕が言っちゃいけないが、取りこぼしちゃうじゃない」と指摘すると、仲川選手は「その通りでございます」と苦笑した。

 ミクシィ(渋谷区渋谷2)を親会社にする同クラブ。区内ではかねて、笹塚や幡ヶ谷などのエリアへのフラッグ掲出や区内のイベントへの出展、小学校への訪問、マナー啓発などを実施。新たに、6月に区が発足した区民のスポーツ観戦体験のアップデートを図るプロジェクト「みるスポ!」の一環として、区内在住の小学生が練習見学・試合観戦などを行う「記者体験」なども行った。

 長谷部区長は感謝の言葉を口にしつつ、「子どもたちにはかけがえのない思い出になると思う。一度会った選手を見に行くとファンになるので、輝いた姿を見せてほしい」と期待を込めた。「いろいろと取り組めるといい」とも言い、海外のポイ捨て防止策としてたばこの吸い殻で投票する話を聞いた選手たちからは、長友佑都選手の話題が上がり、「長友(佑都)さんが口を開けている形で、入れたら『ブラボー』と声が出る」という案も。「俺らも言って、佑都さんの声だったら当たりとか」「怒られるかな」など、仲の良さをうかがわせた。

 選手に「お店の開拓など、渋谷を楽しんでほしい」と呼びかけた長谷部区長。表参道や渋谷の美容院に通っている選手が多かったほか、大学時代はセンター街や渋谷横丁などに足を運んでいた佐藤選手は、「今は髪色と同じでだいぶ落ち着いた」と言い、「買い物やカフェなど表参道にいろいろなタイミングで行く」と付け加えた。「若い頃は週4日(渋谷に)来ていた」と言う目黒区出身の安斎選手については、「代官山とかで一人でカフェにいるらしい」と遠藤選手が明かした。その遠藤選手は、「渋谷って絶対に行くのよ、結局」とも。

 長谷部区長からは「区民にはならないか」という質問も。FC東京は2028年度第1四半期の供用開始を目指し、練習場を調布市に移転する計画を発表している。佐藤選手は「調布に移転したら、本気で考えている」と答え、安斎選手は「家賃補助を…」とお願いしていた。

 Jリーグは、2026-27シーズンからシーズン移行することから、来季はこれまでとスケジュールが変わる。2月~6月に特別大会「100年構想リーグ」を開催。ワールドカップ終了後の8月~2027年5月にリーグ戦を行う(12月~2月は冬休み)。「来年こそはタイトルを取る」と意気込んだ佐藤選手。長谷部区長からは優勝したらパレードを提案され、「本当に優勝パレードがしたい、表参道がいい」と応えた。

 今季を「学ぶことがたくさんあった」と振り返った安斎選手は、「まずは半年間の戦いを、(今季)後期の勢いのままスタートから勢いに乗れるように、渋谷区と一緒に盛り上げていけたら」と話した。仲川選手は「オフは喉の調子を整えて、始動日から一発声出して気合を入れてやりたい」と意気込んだ。

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