フードイベント「麦フェス2025」が11月16日、渋谷サクラステージ(渋谷区桜丘町)3階「にぎわいステージ」「BLOOM GATE CAFE」、4階「404 Kitchen」で開催される。主催はNPO法人新麦コレクション(埼玉県さいたま市浦和区)。
日本で今年取れた小麦の収穫を祝う同イベントは、2015(平成27)年に「収穫祭」として代官山で初開催。2018(平成30)年に「麦フェス」と名称を変えて以降、東日本橋や福岡・天神などで開催している。渋谷サクラステージでは昨年も開催し、2200人以上が訪れたという。
20店舗以上のベーカリーが、ひいてから2カ月以内の小麦「新麦」を使ったパンを提供。出店するのは、カレーやあんこ、総菜など全て手作りする「ONAKAPEKOPEKO 麦ぺこ」、地元・千葉の生産者とコラボレーションした商品を提供する「カルテット」、工房の前の畑で育てる新麦などを使う「パン菓子工房oui」、ハード系の食事パンをメインに扱う「ベイクショップ ミリ秒」、今月末にオープンを控える「Hertz coffee and bakery」など。
オリジナルの「湯種製法」で作る生地が特徴の「dough-ist」(笹塚3)、強力粉・天然酵母・塩・水のみで生地を作るベーグル店「FUJI BAGEL」(幡ヶ谷3)、サワードウブレッドを提供する「BROD」(広尾5)など、広域渋谷圏に店舗を構えるベーカリーも出店。「カタネベーカリー」(西原1)の定休日にスタッフが月1日営業するスコーンと焼き菓子の専門店「dimanche matin」は、同じくカタネベーカリーのスタッフがポップアップで展開している「おかぱんざき」とコラボレーションして出店する。
パンやワインなど全て自家製の「パーラー江古田」、ソムリエの資格を持つシェフが手がける「チェスト」、イタリアン「Cizia」は、新麦パンとワインのマリアージュを提案。札幌のラーメン店「Japanese Ramen Noodle Lab Q」と佐賀のベーカリー「76pain」はコラボレーションメニュー(2,850円)を提供。新麦を使う麺のラーメンに、新麦を使うパンをトッピングするという。
体験型セミナー「新麦ワークショップ」は初開催。ピザ店「PIZZERIA GITALIA DA FILIPPO」の岩澤正和さん、小麦農家「前田農産」の前田茂雄さんの解説付きで、ピザだけでなく小麦、野菜、チーズなど、素材を味わうショートコースを提供するガストロノミー体験(参加料は4,000円、事前申込制)などを展開する。
開催時間は11時~18時。