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幡ヶ谷にリノベ複合商業施設「ザステップス」 ワイン店やオフィスなど

築22年のビルをリノベーションした「THESTEPS」の外観

築22年のビルをリノベーションした「THESTEPS」の外観

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 複合施設「THESTEPS(ザステップス)」(渋谷区幡ヶ谷1)が10月28日、幡ヶ谷にオープンする。企画・設計施工・運営管理・貸主はリアルゲイト(千駄ヶ谷3)。

「SHIFT HOTEL Shibuya Hatagaya」の客室

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 1973(昭和48)年に完工したビルをリノベーションする同施設。同ビルは鉄骨階段メーカーの横森製作所(笹塚1)が本社として使っていた。施設名は、同社にちなみ、階段を想起させる「ステップ」と名付けた。地上7階建てで、延べ床面積は1776.95平方メートル。フロア構成は、1階=ショップ、2階~7階=シェアオフィス。

 1階に出店するのは、キャットストリートに店舗を構える「Sedai Coffee(セダイコーヒー)」と、初出店となるナチュラルワインショップ&バー「hebeerryk! wineshop(ヘベレケワインショップ)」の複合店舗「Sedai Coffee / hebeerryk! wineshop」。朝~夕方はスペシャリティーコーヒーなどのドリンクと軽食を、夕方以降はナチュラルワインを中心にビールや軽食などを提供する。テラス席はペットフレンドリー。営業時間は15時~23時(日曜・祝日は13時~21時)予定。

 2階~7階には24区画(約12平方メートル~91平方メートル台)を用意。オフィス区画内と屋上はペットフレンドリー。2階~4階には入居者専用のラウンジを用意。店舗や空間などのプロダクトデザインや設計を手がけるBaNANA OFFICE(東3)が担当するインテリアデザインは「継ぐ素材」をデザインコンセプトに、木と鉄などの素材に人の手を加えて「デザインを継ぎ足す」。各階には、イラストレーターのオカタオカさんが幡ヶ谷の街並みや同施設をイメージしたアートワークを飾る。個室の月額賃料は15万4,000円~、フリーデスクの月曜利用額は2万2,000円~。

 同施設と隣接する別館には来年1月、同社の新規事業となるホテルプロジェクト第1弾「SHIFT HOTEL Shibuya Hatagaya」をオープン予定。「変化」「移す」「柔軟さ」などを意味する「SHIFT」と命名し、滞在目的やライフスタイルに合わせて「自分らしい旅の時間」を提案する。同ホテルはSQUEEZE(北海道北広島市)と協業し、同社の宿泊管理システム「suitebook」を活用したホテル運営を行う。

 ホテルのロゴデザインはアメリカを拠点にする出版社・デザインスタジオActual Sourceが担当。「SHIFT」が持つ言葉の意味をタイポグラフィーで表現。インテリアデザインはBaNANA OFFICEが担当し、本館のコンセプトを踏襲することで施設として統一感のある空間に仕上げる。

 客室は完工やビジネスなど多様なシーンに応じた客室タイプを用意。キッチンや洗濯機を備えることで中期滞在にも対応する。客室には、幡ヶ谷のギャラリー「gallery commune」(西原1)がキュレーションするアートを展示。街やホテルのコンセプトに合わせて、客室ごとに異なるアートを飾る。客室やロビーでは、レコードショップ「ELLA RECORDS」(西原1)によるプレーリストを流す。宿泊者にはエリアの飲食店やショップを紹介する「幡ヶ谷マップ」などを用意する。11月ごろから宿泊予約を受け付ける予定。

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