ソーシャルとカルチャーデザインの祭典「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA(ソーシャルイノベーションウィーク渋谷)2025」(以下SIW)が10月27日、渋谷で始まる。
今年で8回目を迎える同イベントは、2017(平成29)年の「DIVERSITY SUMMIT SHIBUYA」を前身に、2018(平成30)年に始まった。今年のテーマは「毎日に、好奇心を。未来にアイデアを。 - 未来をつくる新しい視点を手に入れよう」。参加者が得た「自分らしい新たな視点」から生まれた「未来を変えるきっかけ」を、産官学民の力で実現させることを促進する。
産官学民から登壇者が集まるパネルディスカッション&ネットワーキング「SIW CONFERRENCE」では、今月29日に同イベントのプロデューサーや長谷部健渋谷区長が登壇するオープニングセッションで、テーマや見どころなど、同イベントの全体像を紹介。「異質を受け入れ、遊び心を刺激する渋谷の未来」では、渋谷が「若者」「よそ者」「異端」を受け入れ、独自の文化を築いてきた歴史を振り返る。「超共生文化時代 ~ロボットと人は、ともに文化をつくれるか??~」では、登壇者が人工ロボットと対談し、未来を予測。ポイ捨てなどの課題をインフラ整備からマナー啓発する「GOOD MANNER SPOT」の可能性、都市ならではの農と食のコミュニティー創出を図る「Shibuya Urban Farming Project」などについても議論する。
「SIW DIALOG」は、企業と行政課題の解決の仕組みを構想するアイデアセッション。「都市の緑化で街を冷やす!」では、ヒートアイランド現象や地球温暖化による高温化などに対して適応策を議論。「ストリートから可能性を育てる ~渋谷エンタテインメントシティ戦略~」では、渋谷発のニューカルチャーが地域社会や日本のエンターテインメント産業に与える影響を探る。
「SIW PARK」は屋外公共空間で体験プログラムを展開。宮下公園(渋谷1)では、アメリカ発のラケットスポーツ「ピックルボールパーク」体験をサンドコートで用意。11月3日には同園の芝生広場で「第3回 TOKYOぼーっとする大会」を開催。10~20代のZ世代を対象に、会話やスマートフォンの操作などをやめて90分間「ぼーっと」する大会となる。代々木公園・神南一丁目地区の複合施設「BE STAGE」(神南1)では11月1日~3日に、ウェルネスイベント「LIFE TUNING DAYS - WELLNESS SCRAMBLE! 2025 Presented by 代々木公園 STAGES」を開催。ヨガ・ピラティス・ボディーメークなどのレッスン全34本、アパレルやプロテイン、デバイスなどのブランドが出店する「ウェルネスマーケット」を展開する。
11月3日まで。今月24日に始まった「渋谷芸術祭」、11月1日・2日に予定している「ふるさと渋谷フェスティバル」とも連携する。