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「ミシュランガイド東京2026」、広域渋谷圏の飲食店29店が「星」獲得

19年連続「3つ星」の「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」

19年連続「3つ星」の「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」

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 9月30日に発刊されるグルメガイド「ミシュランガイド東京2026」(日本ミシュランタイヤ発行)で、広域渋谷圏では29店が「星」を獲得した。内訳は、3つ星=1店、2つ星=6店、1つ星=22店。

4年連続1つ星のフランス料理「l'elan」

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 今回掲載する飲食店・レストランは34の料理カテゴリーの526店。「そのために旅行する価値がある卓越した料理」と定義する「3つ星」は12店、「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」の「2つ星」は26店、「近くに訪れたら行く価値のある優れた料理」の「1つ星」は122店。「価格以上の満足感が得られる料理」として全料理カテゴリーを対象にする「ビブグルマン」は114店、星などは付かないが「おすすめ」として紹介する「セレクテッドレストラン」は252店となった。

 新たに星を獲得した26店のうち、6店舗が広域渋谷圏の飲食店。2つ星に選ばれた「伯雲」(港区南青山4)は2021年にオープンした日本料理店。各地の生産者から仕入れる食材を使う季節のコースを提供している。南青山エリアのオーストリア料理店「EWIG(エーヴィック)」(南青山4)とフランス料理店「maerge(マージ)」(南青山3)は1つ星。マージは、フランス料理「ラクリエール」(2024年7月閉店)を手がけていた柴田秀之さんが今年新たにオープンした店舗。

 羽釜で炊く米と米酢で作る酢飯を使う広尾のすし店「鮨(すし)ゆうき」(渋谷区広尾5)と、元すし職人が手がける日本料理店「佐々」(広尾5)も1つ星を獲得。ジビエやフランスワインを提供するフランス料理「MANOIR(マノワ)」(広尾1)は1つ星に加え、オーナーでソムリエの中村豪志さんが「ソムリエアワード」にも選ばれた。

 そのほか、恵比寿ガーデンプレイス内「シャトーレストラン ジョエル・ロブション」の高級フレンチ「ガストロノミー ジョエル・ロブション」が東京版発刊以来19年連続で3つ星を獲得。同じく「ラ ターブル ドゥ ジョエル・ロブション」は1つ星に選ばれた。

 1つ星は、6年連続の1つ星となる中国文化や日本人の感性などを融合したという中国料理レストラン「慈華」(南青山2)、シェフ自ら獲るジビエや自社農園の野菜などを使う、9年連続の1つ星となるフランス料理店「LATURE」(渋谷2)、オープン翌年の2016(平成28)年から1つ星を獲得しているフランス料理店「abysse(アビス)」(恵比寿西1)など。フランス料理店「Sincere(シンシア)」(千駄ヶ谷3)は、海の生態系や環境を守る活動や発信も行い、たい焼き姿の魚のパイ包みで知られる。すし店「鮨 将司」(北青山2)は1月に北青山に移転オープンした。

 渋谷区出身のオーナーシェフの信太竜馬さんが手がける、商業施設「GYRE」(神宮前5)4階のフランス料理店「l’elan(レラン)」は、4年連続の1つ星となった。同フロアの姉妹店「bonelan(ボネラン)」は2年連続でセレクテッドレストランにも選ばれている。

 ミシュランガイド東京2026は全国の書店やオンライン書店などで販売。価格は3,498円。

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