
渋谷センター街・バスケットボールストリートで8月8日、「七夕まつり」の一環でパレードが行われた。
25年ほど前から旧暦の七夕に合わせて開催している渋谷センター街の夏祭り。7月23日から、メインポールや街路灯94基に仙台で職人が手作りした「くす玉」「吹き流し」の七夕飾りを装飾している。
パレードに先がけて渋谷駅ハチ公前広場では式典を開いた。渋谷センター商店街振興組合の鈴木達治理事長は「日本を代表する東北の文化を多くの来街者の皆さん知ってもらい楽しんでいただきたいという思いで続けている。たくさんの参加者と一緒にセンター街を華やかに盛大にパレードして、七夕まつりを盛り上げたい。最後まで夏のひとときを楽しんでいただきたい」とあいさつ。松澤香渋谷区副区長は「この祭りをきっかけに、ますます国際都市・渋谷としての発信を街全体でやっていただけたら」と期待を込めた。
パレードには東京都議会議員や渋谷区議会議員のほか、「Bリーグ」に所属するプロバスケットボールチームのサンロッカーズ渋谷(SR渋谷)やアルバルク東京(A東京)の選手・チアリーダー・マスコット、サッカーチームSHIUYA CITY FC(渋谷シティFC)、明治大学男子チアリーディングチームANCHORS(アンカーズ)、渋谷警察署、渋谷消防署、渋谷税務署員、JR渋谷駅の職員らが参加。SR渋谷とA東京のチアリーダー、アンカーズはパフォーマンスも披露し観客を盛り上げたほか、10月に迫るBリーグの開幕をアピール。アンカーズは12月に単独公演を控えるほか、シーズン中の渋谷シティFCは残り6試合で2位と上位につけていることもあり応援を呼びかけた。
ホームアリーナのある青山学院大学出身のSR渋谷・永吉佑也選手は「まさかセンター街をこういう風に歩く日が来るなんて。渋谷というチーム名を使っているからこそ、僕たちが今ここでプレーしているんだなという気持ちをより強く持った」と振り返る。4季ぶりにSR渋谷に復帰した山内選手は2017(平成29)年以来、同所をパレード。「すごく久しぶりの感じもあったし、改めて帰ってきたことを実感した。(以前より)外国人の方が多く、(チームメートの)ジョシュ(・ホーキンソン選手)を知っていると日本語交えて話している人もいて、認知されているんだなというのを感じた」とも。
永吉選手は帰省などした5月は「キャリアでも初めて」ボールを触らず、6月にトレーニングなどを始めた。「トレーニングの部分では過去一いいんじゃないかと思えるくらいコンディションが良い」と現在の状況を明かす。沖縄出身の山内選手は結婚記念日の7月末まで、地元で過ごすことを希望したがかなわず、「例年より早く」7月の第3週ごろにはチームに合流し、「年齢も年齢なので、けがをしないことがチームにとってプラスになると思う。まずはシーズンを戦えるような体づくりをしている」と言う。