
クリエーターが作った存在しないTシャツを展示・販売する「架空のTシャツ展」が8月6日、表参道駅近くの「AQspace表参道」(港区北青山3)で始まる。
アフロマンスさんによるファッションブランド「simple is best」のTシャツ
ブランディングやプロモーションなどを手がけるEPOCH(渋谷区広尾1)が立ち上げた、時空や設定に縛られず、制約なく空想を形にする「架空レーベル」の取り組みの第1弾。参加クリエーター30人が考えた「ありそうだけど存在しない」Tシャツを展示する。
「泡パーティー」などパーティー系の企画で知られるアフロマンスさんは、ファッションブランド「simple is best」のTシャツ、さまざまなアイデアをSNSで発信するいしかわかずやさんはサウナ好きのアザラシ「サウナーアザラシ」のTシャツ、カメラマン市川森一さんは無香アロマオイルブランド「Void」の周年記念Tシャツ、商品企画企業「企画デザイン2時」は1925年にアメリカのケズル社が発売したファッショナブル・アニマルトイ「ビーバー」のTシャツを、それぞれ企画。クリエーティブディレクターのクドウナオヤさんは、ティッシュと一緒に洗濯をしてしまいTシャツについたティッシュが「デザインとして機能しうるかもしれない」という実験的な作品「Washed tissue issue」を手がけた。
俳優の佐野岳さんは、ジャンプ大会「シン・トリニンゲンコンテスト」のビジュアルを描いた。アートディレクターの千原徹也さんは、自身第2作映画「はっぴぃえんどおぶざわーるど」のグッズとなるTシャツを企画。映像作家の藤井亮さんは「一部マニアから」有名な漫画雑誌「少年漫画大王」に掲載されていた漫画の一コマを描いた。
平成文化を研究する山下メロさんは、学園祭のクラスTシャツ、映画監督の山戸結希さんは映画「あおくほろびて」の公式グッズTシャツを、それぞれ企画。クリエーティブチームAC部は、ベストポジション賞・ベストセッション賞・ベストコンディション賞の3ション王に輝いたプロ選手ルカ・フェットジーニ選手を描いた。価格は各5,000円。
開催時間は10時30分~20時。入場料は500円(Tシャツ購入で無料)。今月17日まで。