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渋谷区観光協会観光大使に小林幸子さん 就任式で意気込みも

渋谷区観光協会観光大使に就任した小林幸子さん

渋谷区観光協会観光大使に就任した小林幸子さん

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 歌手の小林幸子さんが7月31日、「渋谷区観光協会観光大使」に就任した。

渋谷音楽祭でコラボレーション予定の「SWEET STEADY」と

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 渋谷区観光協会が任命する渋谷区観光協会観光大使は、協会の事業に賛同し区のブランディングやまちづくりなどに寄与し、協会と共街を盛り上げる役割。新たに任命された小林さんをはじめ、音楽ユニット「ホフディラン」のメンバーで原宿生まれの小宮山雄飛さん、ヒップホップミュージシャンのZeebraさんら4人が大使を務める。

 ヒット曲「おもいで酒」などで知られ、NHK「紅白歌合戦」には34回の出場経験も持つ小林さんは、近年は、アニメの主題歌なども担当。「ニコニコ動画」などを通じて若年層などからも支持を集める。現在、新潟市、甲州市、台湾の観光大使も務めている。

 渋谷区観光協会は今回、「多世代交流」を目的に、小林さんを大使に任命。9歳の時に音楽家・古賀政男にスカウトされ10歳でデビューした小林さんは、当時、現在の古賀政男音楽博物館(渋谷区上原3)の場所にあった故・古賀さんの自宅に、レッスンのため「毎週通っていた」と言う。

 この日、Studio 126 Tokyo(神南1)で行われた任命式に出席した小林さんは「本当にうれしく、光栄に思っている。『東京の渋谷』『日本の渋谷』でもなく、『世界の渋谷』として羽ばたいていっていただきたい。微力ではあるが精いっぱい応援させていただきたい」と就任を喜んだ。

 最初に渋谷を訪れた時のことについても振り返り、待ち合わせ場所が忠犬ハチ公像前だったことから、「ハチ公に触った思い出がある」と小林さん。東京オリンピックを控えていたこともあり、にぎわっていた街を見て「『渋谷と書いてエネルギーって読むのかな』と思うくらいの気持ちを持った」と話す。

 自身が「15歳くらいから」、現在も渋谷センター街で舞踊教室を持つ花柳美千仍さんの下で日本舞踊を習っていたほか、原宿に5年ほど住んでいたというエピソードも披露。現在の活動についても触れながら、「楽しんでくれているのであれば、『ラスボス』と言われようが『さっちゃん』と言われようが、『ユーチューババア』(ユーチューブのチャンネル名)と言われようが、老若男女、(見ている)皆が喜ぶのが一番素晴らしいこと。そういうことだったら何でもやる」と笑顔を見せた。

 長谷部健渋谷区長は「大スターに、区に興味を持っていただき、縁があってうれしい。「区長としても誇らしい」と喜びのコメント。小学生から「ラスボス」と呼ばれ若者世代にも人気のある小林さんについて、「世代を問わず、渋谷の観光大使らしく、いろいろな方に接していただけたら。今の渋谷、日本の文化を発信していただくには、うってつけの方」と絶賛。

 「区ではいろいろな行事もあり、『のど自慢』も始まる。障害者アートで原宿を盛り上げる分野などにも、力を貸していただきたい」と「リクエスト」も出しつつ、「すてきなアウトプットが作れたら」と期待を込めた。

 小林さんは、今回の大使任命と同時に、街なかに特設するステージなどでアーティストがライブを展開するイベント「渋谷音楽祭」のアンバサダーにも就任。今年20回目を迎える同イベントは、10月18日・19日に開催を予定。小林さんは、18日にLINE CUBE SHIBUYA(宇田川町)で開かれる「渋谷『超』文化祭」で、アイドルグループ「SWEET STEADY(スイート ステディ)」とのコラボレーションステージを披露する。

 イベントの会場でもあるLINE CUBE SHIBUYAは、旧「渋谷公会堂」をリニューアルした施設。小林さんと渋谷公会堂は縁が深く、自身が渋谷公会堂のこけら落とし公演に出演したほか、「初のリサイタル」を開いたのも同所だったと言う。今回アンバサダーとしてイベントに出演することになり、「すごくうれしく、縁がある」と感慨深げで、「来てくれた人がどれくらい楽しんでくれるか、皆が楽しめるような音楽祭になるべき。精いっぱい、一生懸命やっている姿を見て、いろいろなことを感じてもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。

 就任式には、小林さんとのコラボステージが決定したスイートステディの白石まゆみさんも出席。小林さんを「さちぴ」と呼び、「さちぴとスイステ楽曲をコラボとかもできたら、とてもうれしい。今からとても楽しみ」と話した。

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