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渋谷ヒカリエでBリーグ年間表彰 MVPは2季連続で宇都宮ニュービル選手

2季連続でMVPに輝いた宇都宮ブレックスのD.J・ニュービル選手

2季連続でMVPに輝いた宇都宮ブレックスのD.J・ニュービル選手

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 Bリーグ2024‐25シーズンの表彰式となる「B.LEAGUE AWARD SHOW 2024-25」が5月30日、渋谷ヒカリエ(渋谷区渋谷2)ホールで開かれた。

渋谷ヒカリエで開催された「B.LEAGUE AWARD SHOW 2024-25」

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 今季で9季目となったBリーグは、昨年10月に開幕し、5月27日に全試合を終えた。B1は宇都宮ブレックス(以下、宇都宮)が3度目の優勝を果たし、B2はアルティーリ千葉(以下、A千葉)と富山グラウジーズが同時優勝して幕を閉じた。

 年間表彰式は、「バスケ好き」である三代目 J SOUL BROTHERSの山下健二郎さんが司会を務め、パリオリンピックメダリストのフェンシング江村美咲選手や女子バスケの町田瑠唯選手、元プロ野球選手の杉谷拳士さん、バレーボールの山内晶大選手らがプレゼンターとして花を添えた。選手たちは、ライフスタイル誌「Safari」がスタイリングした黒を基調とした衣装で登場した。

 B1ヘッドコーチ、選手、一部メディアの投票で選ばれた「レギュラーシーズンベスト5」は、宇都宮の比江島慎選手(4回目)、D.J・ニュービル選手(2回目)、今季激戦の中地区を1位で勝ち抜き初めてチャンピオンシップ(CS)進出を果たした三遠ネオフェニックス(以下、三遠)のデイビッド・ヌワバ選手、佐々木隆成選手、4季連続でCSに進出した琉球ゴールデンキングスのヴィック・ロー選手が選ばれた。その中からレギュラーシーズンMVPは、昨年に引き続きニュービル選手が選ばれた。B2は、A千葉のブランドン・アシュリー選手が2季連続の受賞となった。

 高い得点能力やアシストでチームを引っ張ったニュービル選手は初の2季連続のMVPに加え、CSでもMVPに輝くなど圧倒的な存在感を示した。「昨シーズンMVPを取ったことで(対戦)相手もより自分をターゲットにしてきて、よりチャレンジする状況になった。タフだったが、より良い選手になるためにオフで準備して乗り越えることができた結果だと思う」と受賞を喜んだ。「ベストディフェンダー」に選ばれた千葉ジェッツ・原修太選手はニュービル選手について「一瞬も気が抜けない。ほかのチームは、僕じゃなくてスクリーンなどを使って富樫(勇樹選手)にマークさせて攻めるなどしていたが、ニュービル選手は真っ向から1対1で上から決められるなどしたので、やっていて楽しかったがつくのが難しい選手だった」と話した。

 新人賞には琉球ゴールデンキングスの脇真大選手が受賞。大学在学中に特別指定選手としてBリーグデビューし、プロデビューとなった今季はレギュラーシーズン全60試合に出場。強みと自負する力強いアタックなどで貢献した。「チームが勝つことを1番に、プラス僕がこの賞を取れればいいと思っていた。ほっとしたのもあるし、もらえてうれしい」と喜びつつ、「『もっと頑張れよ』という賞だと思うので、肝に銘じてやっていきたい」と気を引き締める。両親も「とても喜んでくれた」と言い、元日本代表の父親からは「おめでとう、これからまた頑張れ。この気持ちを忘れるな」という言葉をもらったという。式では「非常に緊張して、言おうとしたこと全部ぶっ飛んだ(笑)」と若手らしい一面も見せた。

 最も活躍したマスコットを決める「マスコオブザイヤー」は、川崎ブレイブサンダース(以下、川崎)のロウルが、2年ぶり3度目の受賞となった。「ベストフリースロー成功率賞」を獲得した川崎の篠山竜青選手は「他チームの選手も『好き』、かわいいと公言してくれる選手が多いのは本物」と喜び、昨季2位に泣いたことを「チームとしても悔しかった」ことから、「王座奪還ということで、リーグのマスコットを引っ張る存在でいてほしい。殿堂入りとして唯一無二の存在になって、投票バトルを終わらせる平和の象徴として君臨してほしい」と期待を込めた。

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