渋谷公園通りや代々木公園ケヤキ並木を青色のイルミネーションで彩る「青の洞窟SHIBUYA -DAY&NIGHT-」が12月1日に点灯する。主催は渋谷公園通商店街振興組合、公益財団法人東京都公園協会、代々木公園サービスセンターなどで構成する実行委員会。
日清製粉ウェルナ(千代田区)のイタリアン商品シリーズ「青の洞窟」のプロモーション企画として、2014(平成26)年に目黒川沿いで初開催。2016(平成28)年から現在の渋谷に場所を移し点灯。過去5回で累計1千万人以上が来場しているという。
昨年より約17万球増えたイルミネーションは、公園通り沿いの樹木とケヤキ並木などのケヤキ77本に、「青の洞窟」にちなんだ青色のLED計約77万球を装飾。ケヤキ並木の一部にはミラーマットを敷きLEDの光を反射させ洞窟のように演出する。同じくケヤキ並木には高さ約6メートルの青と白色LEDでかたどるツリーも展示する。
毎回新しい取り組みを行う同所のイルミネーション。今年は「昼間から楽しんでほしい」と、ケヤキ並木でクリスマスマーケット「青の洞窟 Xmas market」を初開催。バタフライピーで着色した「青のプリン」(500円)、SDGsの観点から誕生したおからをベースにしたクリームコロッケ(300円)などのグルメやアパレル、生花、アート雑貨、ホームプラネタリウムなどのブース約20店舗や、キッチンカーが出店。渋谷駅周辺の英国風パブ「HUB」5店舗、渋谷と外苑前の「Royal Garden Cafe」では「青の洞窟」ブランドとコラボレーションしたメニューも提供する。
前日の11月30日には点灯式を開催。長谷部健渋谷区長は「冬の始まりを告げる、渋谷の街のまさに風物詩として定着しているのではないかと感じている。多くの皆さんにも、冬が来たということを感じていただけるのでは。(近くの)区庁舎からも見えてすてきな気分にさせてもらっている」と話し、表参道など区内さまざまな場所でイルミネーションが点灯することに触れ、「それぞれに個性があるので楽しんでいただければ」と呼びかけた。
点灯式には女優やモデルなどで活動する堀田茜さんが、青色のイルミネーションに「映えれば」と全身白色のコーディネートで登場。司会者によるカウントダウン後、ボタンを押しケヤキ並木のLEDが一斉に点灯すると「きれい」とこぼした堀田さん。「あまりにも神秘的で鳥肌が立った」と点灯の瞬間を振り返り、「奥の方まで続くたくさんの木々にLEDが付いていて、下にも反射してまさに青の洞窟のような雰囲気が楽しめるのはここだけだと感じる」と話した。
点灯時間は17時~22時(クリスマスマーケットは15時~21時)。同25日まで。