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渋谷ヒカリエに「Bunkamuraギャラリー」移転 改装に伴い、新テーマに挑戦も

オープンした「Bunkamura Gallery(ギャラリー) 8/(ハチ)」の様子

オープンした「Bunkamura Gallery(ギャラリー) 8/(ハチ)」の様子

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 「渋谷ヒカリエ」(渋谷区渋谷2)8階の「d47 design travel store」跡に6月10日、ギャラリー「Bunkamura Gallery(ギャラリー) 8/(ハチ)」がオープンした。

富田菜摘さんの作品

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 東急文化村(道玄坂2)が運営する同ギャラリーは、改修工事のため2027年度(予定)まで長期休館中のBunkamura内で1989年の同施開業時から展開していた「Bunkamuraギャラリー」が移転したもの。

 面積は約152平方メートル。場内は天井や床、照明を白色に変えたほか、可動式の什器を導入し多様な空間の使い方ができるようにした。

 Bunkamuraギャラリーでは開業当初から「暮らしに寄り添うアート」をコンセプトに、アートに詳しくない人などでも「自宅に飾りたくなるような」アートを展覧会テーマに合わせて紹介してきた。同テーマを引き継ぎつつ、駅直結の立地や女性をコアターゲットにする施設であることから、これまであまり取り上げてこなかった抽象画などのジャンルやテーマなどにも挑戦していくという。

 オープニング企画は、「Opening Selection -Bright,Calm,Dark-」と銘打ち、これまでにBunkamura Galleryで個展やグループ展を開催したアーティストや、「今後活躍が期待される」作家など20人を3会期に分けて紹介する。

 第1弾の「Bright」は「明るい気持ちになれる」ような作家7人が出品。身近な物を描き1998(平成10)年から昨年までに25回Bunkamuraギャラリーで個展を開催している笹尾光彦さん、パターン化した大きな目のキャラクターが特徴的な細川真希さん、首の長いおかっぱ頭の少女の立体作品を石粉粘土と岩絵の具で作る経塚真代さんなど。廃材で生き物の立体作品を作る富田菜摘さんは、Bunkamuraの改修に当たり出た廃材を使って作ったトカゲの作品も出品している。今月26日まで。

 第2弾「Calm」(今月29日~7月11日)は「落ち着くような」雰囲気の作家7人の作品、第3弾「Dark」(同15日~30日)はアンダーグラウンドな雰囲気のある作家6人の作品を展示する。

 開催時間は11時~20時。入場無料。

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