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神宮前交差点近くにチキンブリトー専門店「ピコデガヨ」 下北沢から移転

手作りの具材を中心に使うチキンブリトー

手作りの具材を中心に使うチキンブリトー

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 チキンブリトー専門店「ピコデガヨ(PICO DE GALLO)原宿・表参道店」(渋谷区神宮前6、TEL 03-6419-7389)が3月18日、神宮前交差点近くにオープンした。経営はH&H(本町)。

路地に位置する店舗外観

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 同社代表の高橋博久さんが、2021年2月に下北沢でコンテナハウス型の店舗としてオープンした同店。手作りにこだわるバーガー店で働いていた高橋さんは、約7年前に「縁あって」ブリトー店で働くことになりブリトーに出合った。初めて食べた際に、味はもとより、野菜が取れることや「腹持ちが良い」こと、「メキシカン好きな女性が多い」ことなどから「ポテンシャルを感じた」という。働きながらブリトーの作り方などを学び独立した。

 下北沢では約2年営業していたが、出店していた場所の土地が売却されたことから移転せざるを得なくなった。当初は同じ下北沢で移転場所を探していたが、希望に合う物件が見つからず、笹塚や代々木上原などにエリアを広げた。そのなかで不動産会社から紹介されたのが現在の物件だったという。

 飲食店の居抜きで出店した同店の店舗面積は約10坪。席数は14席(テラス2人掛けテーブル2卓、店内カウンター6席、4人掛けテーブル1卓)。ファサードはレンガ調の壁や黒の看板などが特徴。店内は一部キッチン設備や看板などは変更し、内装は変えず、シルバーを基調に椅子の座面などは黒色にした。

 多店舗化を視野に入れていることや、味を追求するためメニューを絞っている同店では、多くの具材を手作りする。国産鶏胸肉を使うチキンは「ジューシーさ」が出るように筋を取り除き、コンブ、シイタケ、カツオブシを加えるオリジナルのポプラノチリをすり込んで一晩寝かせ、オリーブオイルで焼き上げる。サワークリームはヨーグルトと生クリームを混ぜて発酵させるほか、メキシコの唐辛子「レッドアルボル」はカイエンペッパーと香味野菜とブレンドして辛さを調整。ブラックビーンズはニンニクやタマネギ、スパイスと煮込む。野菜を切る包丁は鋼の包丁を使い、切り方など細部にもこだわる。

 メニューは、トルティーヤでチキンやジャスミンライス、ブラックビーンズ、サルサ2種類、サワークリーム、サニーレタスを巻くチキンブリトー(1,080円)、チキンの代わりにワカモレが入った「ベジタリアンブリトー」(1,120円)、「屋台の立ち喰いタコス」(480円)、鶏1羽から炊いたコンソメにライムを加える「チキンライムスープ」(480円)。トッピングとして、レッドアルボル(100円)、オーバーイージーエッグ(200円)、チーズメルト(240円)などを用意する。「タバスコが欲しい」など要望にも可能な範囲で柔軟に対応している。

 一緒に注文する客が多いというドリンクは、コカ・コーラ(250円)やオレンジ・マンゴーなどのジュース(450円)、イギリスのビール「ブリュードッグ」(700円)などを扱う。客単価は1,500円~1,800円程度。

 オープン後は、下北沢の店舗を利用していた人や、近隣の店舗で働く人、来街者の来店があるほか、「トマトサルサ」という意味の店名からブリトー店と伝わることもあり、外国人観光客が6割程度をしめているという。高橋さんは「原宿で働く人、遊びに来られる方においしいブリトーを召し上がっていただきたい」と話す。

 営業時間は11時~20時。

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