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渋谷に「ハチ」デザインのグッズショップ 秋田ケーブルテレビが地方創生目的で

「ハチふる」の店舗外観

「ハチふる」の店舗外観

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 渋谷のシンボルとして知られる忠犬・ハチをデザインするグッズを扱う「ハチふる SHIBUYA meets AKITA」(渋谷区渋谷2)が11月1日、渋谷スクランブルスクエア14階にオープンした。

秋田県産の原料を使う一口サイズの洋菓子アソート

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 秋田のケーブルテレビ局、秋田ケーブルテレビ(秋田県)が、秋田県が抱える課題解決を目的とした地方創生型ショップとして出店した同店。同県は日本の中でも人口減少・高齢化の「先進県」であるなか、ハチの犬種である秋田犬の生まれ故郷として縁の深いハチを「懸け橋」に、ヒト・モノ・シゴト・ジョウホウで全国・世界と秋田県をつなぎ、地方創生に資する活動拠点と位置付け、店舗の売り上げの一部は秋田犬の保存保護のため寄付する。店名はハチが「いっぱい、満ちた」という意味や「ハチのふるさと(=秋田県)」の略語から命名した。

 同社は秋田県内でグッズ販売や秋田犬の展示などを行う「秋田犬ステーション」を2018(平成30)年に出店しているほか、オリジナル商品を中心とした秋田犬のグッズを扱うECサイト「秋田犬のモノ」を2019年から運営している。「ハチふる」は渋谷の店舗が1号店となる。

 店頭には秋田杉を使い秋田公立美術大学と共同制作したハチのディスプレーを置くほか、店内には、秋田県の伝統工芸品である「大館曲げわっぱ」をイメージした楕円形の什器や、三角形で秋田杉をイメージした什器を設置する。

 同店では、オリジナルを中心としたハチデザインの商品を約60品目扱うが、6~7割が同店限定商品となる。限定商品は、渋谷区観光協会公認の渋谷土産ブランド「HACHEESE(ハチーズ)」の商品となる、秋田県産「あきたこまち米粉」「枝豆」「りんご」などを原材料に使った一口サイズの洋菓子(5種アソート2,800円)や、同店の焼き印が入った秋田の和菓子「金萬」(10個入り972円)など。店内では、同店の焼き印入り金萬をのせる「グリーンティーソフトクリーム」(430円)も販売。秋田から観光に来た秋田犬が、首から下げたカメラで渋谷の街並みを写真に収めているというストーリーのぬいぐるみ(1,650円)は早くも完売中で、今月下旬に入荷予定という。

 営業時間は10時~21時。2022年1月には「ハチふる」のECを立ち上げる予定で、店舗では観光や移住など秋田県のプロモーション催事も行っていく予定。

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