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食と農の社会課題の解決を図る 表参道にマーケット&カフェ「インパーフェクト」1号店

ナッツやチョコレートなどを量り売りするカウンター

ナッツやチョコレートなどを量り売りするカウンター

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 食と農の社会課題の解決を図るマーケット&カフェ「imperfect(インパーフェクト)」(TEL 03-6721-0766)が7月4日、表参道ヒルズ・同潤館(渋谷区神宮前4)1階にオープンする。経営は三菱商事から出資を受け3月に設立したimperfect(千代田区)で、運営はトランジットジェネラルオフィス(港区北青山3)に委託する。

コーヒー類を提供するカフェエリア

 三菱商事でコーヒー豆やナッツなど食品原料の輸入事業に携わっていた浦野正義さんが社長を務めるimperfect。仕事で世界中の農業生産現場に足を運んだ際に「貧困や搾取などの社会課題を目の当たりにしていた」と同時に、「スポットライトが当たってこなかった農家の自立を手助けする活動や環境に配慮した生産取り組みも見てきた」と言う浦野さん。それらの活動を「消費者に伝え、理解してもらい、活動に加わって行動してもらうことで食のサプライチェーンを助け、食の製造・販売を通じて社会課題を解決できるのでは」と事業を立ち上げた経緯を話す。

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 同店では、三菱商事が資本業務提携を結んでいるシンガポールの農産物事業会社オラム・インターナショナル(以下、オラム)が行っている支援活動を通して生産されたナッツやスパイス、カカオ、コーヒー豆など輸入し国内で加工した商品を販売・提供する。同店では世界・社会・生活者にとって「良い=Well」という思いを込めた「ウェルフード&ドリンク」と位置付ける。

 1号店で、ブランド発信拠点となる同店。「サステナビリティーや課題は世界共通」であることから外国人を含めた多くの人が来街する街として表参道を選び、20代以降の女性をコアターゲットに据える。店内はマーケットスペース(約30坪)とカフェ(約10坪)で構成。「柔らかいトーン」に仕上げた店内壁面は同潤館の外壁と同じ土壁を採用しつつ、コーヒー豆を埋め込んでいる。床には南国の木を使い、ブラジル原産のジャボチカバなど本物の木を飾る。イートインスペースとしてカウンター12席を用意。カウンター天面にはマカダミアナッツの木やカカオの木などのイラストを描いている。

 販売するのは、チョコをまぶしたアーモンドとセミドライのリンゴの「アップル&チョコレート」などの「グレーズドナッツ」(50グラム580円)、レモンフレーバーのホワイトチョコに砂糖漬けのショウガやピスタチオをトッピングする「レモン&ジンジャー」などの板チョコレート「チョコレートバーク」(70グラム780円)、ブラウニー(360円)など。アーモンドミルクをベースにするアイス(シングル480円)には、アップル&チョコレートなど自由にトッピングできるグレーズドナッツを用意する。客単価は1,000円弱を見込む。

 実がなったコーヒーの木を飾るカフェコーナーには最大8人ほどが座れるベンチを用意。「日本に現在3台しかない」という加圧機構を下に備えたコーヒーマシンを使う。グアテマラ・インドネシア・ルワンダのシングルオリジンの豆を用意するハンドドリップ(550円)、練ったカシューナッツとシロップを混ぜた「ナッツバター」とエスプレッソを合わせる「ナッツバターコーヒー」(650円)などを提供する。想定客単価は600円ほど。

 来店客が参加できる取り組みとして、商品購入・カフェ利用客には投票チップを配布。店内壁面に用意する投票スペースで、オラムが取り組んでいる3つの支援プロジェクトから1つに投票することができ、1年を通じて最も支持されたプロジェクトの活動費に同店の1年分の売り上げの2%を充てる。現地での取り組みはサイトなどで発信していく。プロジェクトは、コートジボワールにシェードツリー2万本の苗を植える環境支援、カカオ農家の経営支援、ブラジルでの女性農家の学び支援の3つ。

 営業時間は11時~21時(日曜のみ20時まで)。

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