渋谷をホームタウンにする男子プロバスケ「Bリーグ」のアルバルク東京（A東京）が2月13日、双方合意の上でアンドリュー・ネイミック選手との契約解除を発表した。契約解除日は今月10日。

　ネイミック選手は1985年アメリカ生まれ。身長209センチで、ポジションはセンター。昨シーズンにリンク栃木ブレックス（栃木）でプレーし、今シーズンA東京に入団。開幕以降33試合に出場し、95得点（1試合平均2.9点）を挙げたほか、リバウンドは111本取っている。

　A東京は1月31日にトロイ・ギレンウォーター選手を解雇しており、今回のネイミック選手の退団により外国籍の大型選手が不在となる。チームを運営するトヨタアルバルク東京（文京区）林邦彦社長は「今回の決断は、さらなるチーム強化が必要であるとの判断から、新たな補強を行うことによるもの」と説明。「シーズン開幕から限られたプレータイムの中でチームのために奮闘してくれたアンドリュー選手には本当に感謝している」とコメントを寄せている。

　A東京は1948（昭和23）年にトヨタ自動車の実業団として創設。チーム名は「電撃」を意味するアラビア語が語源で、「スピーディーでアグレッシブな電撃的プレーで観客を魅了する」との思いと、「AL＝The、V＝勝利（Victory）、ARK＝箱舟」を掛け合わせた「勝利を運ぶ箱舟」という意味を持ち合わせる。現在、27勝7敗でB1東地区2位につけている。

　A東京は今月18日・19日にアウェーで富山グラウジーズとの対戦を控え、ホームアリーナである代々木第二体育館（渋谷区神南2）では3月5日・6日に栃木と対戦する予定。